|
日々の呟き
目次|前|次
「イノセンス」を観てきました。
いやー、あの原作を押井監督が描くと、こーなんのか!とビックリたまげた前作なんて全然可愛いわっちゅうくらい、今回はとにかくありとあらゆる物が濃い映画に仕上がってました。 これ、客を選ぶよなぁ・・・評判の映画だからと言うだけで観に行ったら、訳分からんじゃろうなぁ。 ってか、トグサ&バトーが言ってた論語や格言なんざ、もうお経です。何言ってんのか分かりません。でも分からなくてもストーリーには殆ど関係ないんだわな、少なくとも。感じろ!そんな感じ。
どんな映画か?と一言でいうならば、「バトーの純愛物語」(笑)でも、本当に「純愛」なんだと思う。 お互いの背中を任せられる唯一の相手。素子を感じた時、バトーの表情は動かないんだけど、雰囲気はがらりと変わった気がした。ああ、やっと会えたな、そんな感じで。 不覚にもラストで、「もう行くわ」と素子が言った時、泣けた。 束の間の逢瀬。でも、私は常にアナタの側にいる。アナタは感じるはずよ、私の存在を。 これを純愛物語と言わずして何と言おう。
まー、物語の根幹は、人間は何故、自らを模した人形を作るのか?という、全身サイボーグ化した人間と、元々機械で作られたアンドロイドの、その定義はどこにあるのか?という、まー小難しい、しかし考えてしまうテーマなんですが、だけどそれが全面に押し出されてても余り鬱陶しくなかったな。そこんとこが、エヴァと違う所か。
CMでバセットハウンドがやたらと出てきましたが、この映画の癒しだ。 す、すっげぇ可愛い。しかも一番、作画に愛が籠もっている気がしたのは、私だけでは無いはず。(笑)
ま、映像美だけでも観て損はないです。地味ですけど、キレイ。異様だけど、キレイ。空恐ろしいけど、キレイ。
あー、何かモーレツにアヴァロンが観たくなった。
いかりや長介さんのご冥福をお祈り致します。 ドリフの中で、一番好きだった。老婆役が大好きだった。踊る〜は長さんがいたから、あんな素敵なドラマになったんだと今でも思ってる。 本当に、本当に、今からだったのに!なんてナイスな爺になったんだろうって、すごく素敵だったのに! 今でも大好きだよ、長さん。 これからも大好き。
秋山まり
|