毎日の独り言

2012年06月09日(土) 六月大歌舞伎 猿之助襲名披露公演

初代 市川猿翁 三代目 市川段四郎 五十回忌追善
『六月大歌舞伎』
二代目 市川猿翁 四代目 市川猿之助 九代目 市川中車 襲名披露
五代目 市川團子 初舞台

・・・・な、長いタイトルじゃ(;^_^)A


あいにくの雨だったけど、新橋演舞場は晴れやかな雰囲気♪
まずは襲名披露の挨拶♪ 左から團子、中車、猿之助、猿翁。



渋谷駅で貼ってるのを見て、撮りたくてしょうがなかった ぶっ飛んだポスター。
花火がバンバン打ちあがってる東京の空を満面の笑みの猿之助が飛んでるって凄いよねw
澤瀉屋らしいというか、猿之助ぽいというかwww
写真撮るのがヘタだから、ビルが反射して写りこんじゃってるぅ〜☆






まずは、昼の部に参加!!
演目は、「小栗栖の長兵衛」 「口上」 「義経千本桜」

2階花道上あたりの角の2列目一桁台の1等B席 15,000円!!!高っ!!
なのに!!この席ってば花道がまるで見えないんだぜぇ〜!ワイルドだぜぇ〜!
そんなこととは露知らず・・・だったので、ショックがデカいんだよぉ!!
まぁ、張り出した先頭にモニターが設置してあって花道の様子がわかるようになってたし、正面舞台はほぼ見えてたし、宙乗りになるとけっこうオイシイ席だから、まぁいっかと。


まずは、「小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)」

時は明智光秀の三日天下のころ。
村の暴れ者 長兵衛は、馬を盗み、巫女に酒席の相手をさせ、やりたい放題。
太閤秀吉から刀狩の命が村人へ下っていても、落ち武者狩りをすると竹やりを持って大暴れ。
そこへ、秀吉配下の武将が光秀を打ち取った竹槍の持ち主を捜しにやってくる。
簀巻きにされた長兵衛の申し出により、探していた竹槍は長兵衛のものと判明。
村人たちから掌を返したような厚遇の中、意気揚々と褒美を受け取りに出かけるのだった。

ってことで、主役の長兵衛を中車(香川照之)、馬士を右近、巫女を春猿、武将堀尾を月乃助(段治郎)

暴れ者の長兵衛を中車が熱演!!40過ぎて歌舞伎初舞台だから、私のような素人が見ても・・・な部分はあれど、まぁ、頑張ってたんじゃないかなと。
馬を盗まれた馬子役の右近・・・久々に見て、やっぱ声が猿之助に似てるんだよな〜としみじみと。私、この声が好きでさぁ。
巫女の春猿・・・神の使いのくせに、春猿が演じるとどっかはすっぱな色気があるんだよなw

父親、妹夫婦、村人たちから攻めたてられ、茶屋をぶっ壊す勢いで大暴れな長兵衛。
果物がゴロゴロ転がるわ、窓の桟を壊すわ、食器や徳利をかち割るわで床がひどい有様に。
まだ大暴れの立ち回り中なのに、それを女どもが竹ぼうきでせっせと掃除しまくる姿が可笑しくて可笑しくて!!
しまいには長腰掛(ベンチぽい)を頭に乗せてグルングルンと大回転する長兵衛!!
ある意味スペクタクルだなwww

最後は右近から盗んだ馬にまたがって得意顔で花道から退場する中車・・・うわうわうわ☆
なんつ〜か、深く考えちゃいかん筋書だよな(;^_^)A
馬の高さがあったので、モノターじゃなくてもよく見えて♪



そして、襲名披露の「口上」
本当はダメだってわかってるんだけど、あまりにもカッコ良かったので襲名幕を。


亀治郎の依頼を受けて、福山雅治から贈られた幕だそうで。
この幕が引かれて口上がスタート。

背景に初代猿翁、3代目段四郎の写真がかかる中、一門がずらっと並んだ姿は壮観!
正座して、床に額をこすりつける勢いのお辞儀をする一同の中、挨拶がはじまる。
中央に四代目猿之助、下手横に中車、その横に團子。
上手には猿翁の弟 段四郎などの年上の重鎮ら、上手には、春猿、笑三郎、笑也や右近が。
昔話や己の決意、そしてもちろん祝いの言葉を述べていく。
緊張感があるけれど、晴れやかな雰囲気。
上手の挨拶が終わると、下手端の右近から挨拶。

これが、やっぱりいろいろ思っちゃうわけで・・・。
この舞台で真ん中にいて挨拶をしていたかもしれないんだよな・・・って、どうしても思っちゃうわけで。
もしかしたら重要な場所なのかもしれないけど、下手端で短く鍛錬を積み上げていきますと挨拶する右近の姿を見ると、やっぱな〜。
先代猿之助が病気で倒れた後、澤瀉屋の屋台骨を支えてきたのは右近だもの。
猿之助に似た声、芝居、芸・・・右近の舞台を見に行って「猿之助!」と大向こうが声をかけるところを何度も聞いたもんだよな・・・。

女形の3人が挨拶し、猿之助の挨拶。
一門、関係者などに引き続き、「目に見える存在、目に見えない存在」への感謝の言葉。
そして、なによりもお客様への感謝を述べる猿之助。
「歌舞伎のために命を捨てる覚悟でございます!」との絞めの挨拶には万雷の拍手!!
もう、すでに涙目の私(T_T)(T_T)(T_T)

中車は、「生涯をかけて歌舞伎に精進していく所存でございます」と挨拶。

團子は、「猿翁のおじい様よりずっと立派な俳優になることが私の夢でございます」と。
凛とした子供らしい声が大きな夢を語る。これが澤瀉屋の血なのかなぁと。

そして奥に「長らくお待たせして申し訳ありません」と声がかかり、並んだ一同が座を空け、後ろから台に乗った猿翁登場。
少しやせていたけれど、目に力があり、しっかりと正装している。
もうさ、その姿を見ただけで号泣なわけで(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)
91年のスーパー歌舞伎「オグリ」を1階席の1番後ろの端っこで見て、感動して歌舞伎を見るようになったんだよ私。
間口を広げるという意味もあったスーパー歌舞伎にばっちり当てはまって、そこから歌舞伎が大好きになった。猿之助の作る舞台が好きになった。猿之助が好きになった。
その猿之助が猿翁となって、病気のために言葉は少しあやしかったけど、襲名の挨拶をしっかりして。
そんな姿を見たら、もう胸がいっぱいになっちゃって涙が止まらない。
ニュースでそんな話を聞いてたけど、そりゃ泣くよな・・・って。
周りもみんな泣いてたもん。
休憩時間の30分かけて、やっと泣き止んだくらい泣いたよ私(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)



ラストは、「義経千本桜 川連法眼館の場」通称 四の切
佐藤忠信と源九郎狐を猿之助、駿河次郎を門之助、亀井六郎を右近、川連法眼を段四郎、静御前を秀太郎、義経を藤十郎。

義経の家来 忠信に化け、初音の鼓(親狐)を慕って、持ち主の静に同行した源九郎狐。
本物の忠信に迷惑をかけたことを謝りながら、仔細を静に語り、離れがたい想いでその場を去る子ぎつね。
兄頼朝と対立するわが身を顧みて、思い合う親子の情に打たれ、子狐に鼓を与える義経。
喜んだ親狐は敵が来ることを子に伝え、子狐は敵を倒し、親である鼓を手に故郷へ帰る。

早変わり、欄干渡り、宙乗りと派手なアクロバティックな演出がたくさんあるし、兄に追われる義経と親を失った子狐の悲しみが表現される 澤瀉屋の代名詞ともいえる演目。

先代猿之助、右近の狐忠信をたくさん見てきたよな〜なんて。

やっぱ先代猿之助や右近はもうちょっと丸い印象があったよな〜って思っちゃった猿之助の狐。
なんか・・・キビキビしたとんがった動きの狐だなぁって。
芝居も踊りも上手いけど、自信家な態度が強いきらいがあるしなぁ(^^;)
欄干渡りや天井からの登場で滑り出てくる動作や百周り(だっけ?)の動きはブレもなくキレイで勢いもあって見ごたえがあるんだけど、若い勢いが凄すぎて面喰っちゃう感じ。

そうなんだよね、なんつ〜か文学的じゃなくて理系な感じがするのよねん。

それでも親を想って倒れてもがき悲しむ様は可愛そうで泣けてきちゃうし、ラストの宙乗りで鼓を狐手で持ってはしゃぐ姿は可愛くて!!
3階席への引っ込みは、桜吹雪が舞う中へ!!
場内に舞い散る桜の花びらはとっても派手でキレイだった!!

うん、来て良かった!!

花びらを拾ったり、盛り上がってお土産(チョコレート)を買ったり♪


こっそりどうしようかなと思ってた夜の部の「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」だけど。
こんなに盛り上がっちゃったから、やっぱ見に行こっと!!←ゲンキンなやっちゃ☆




さて、明日は大阪へ!
佐藤健主演舞台「ロミオ&ジュリエット」の大楽だ〜!!


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