| 2012年04月07日(土) |
DANCE ACT「ニジンスキー」観劇 2回目 |
この舞台2度目の観劇。 東山義久主演舞台DANCE ACT「ニジンスキー 〜神に愛された孤高の天才バレエダンサー〜」in銀河劇場でっす! 4日ソワレと7日マチネの2回分の感想をチラッと書いとこうかなと。
できたらあまり他の役者を見る機会を減らそうと思ってるんで、観劇しないつもりだったニジンスキー。だって経済的にも体力的にもキツくなってきてるんだもん。 友達が盛り上がってても、だからって私が盛り上がらなくてもいいじゃん?って思ってたんだよね〜。 ところが、12年前に同じ題材で観劇してて、それが私の好みじゃなかったってことを思い出しちゃって。 あのとき見れなかったモノが東山義久だったら見れるんじゃないかと思い至ったんでチケット手配して観劇だよ。 でもまさか2回も行くとは思わなかったけどw そして、チケット2枚手配して良かったと自分をほめてあげたい心境になれて嬉しいなって思えてる♪ 友達に言われてわかったことだけど、この舞台は岡&東山の新旧アンジョルラス(@レ・ミゼラブル)対決でもあるそうで! 岡アンジョルラスは何度か見たけど、東山は未見だったので、そこんとこちょっと残念かなと。
4日はC列上手通路際、7日はK列上手ブロック中ほどの席。 C列は、こんな前でこんなエロいモンを見ちゃっていいのか!?ってくらい前でw でも、銀河劇場は高さがナイので、東山が客席近くでフライヤーにあったように床に這いつくばるように沈み込む体勢になったり、寝転がったりすると見えないんだよね(^^;) その点、K列は後列で距離があったけど、段差があるので見やすい♪ 両日ともに上手だったので、下手を向くことが多かった東山の表情はちょっと見にくかったんだけど、その分、見事な背筋の鑑賞には申し分がなかったわ!
東山義久 ヴァーツラフ・ニジンスキー 安寿ミラ ブロニスラヴァ・ニジンスカ(ニジンスキーの妹) 岡幸二郎 セルゲイ・ディアギレフ(バレエ団オーナー&パトロン) 遠野あすか ロモラ・デ・プルスキ(ニジンスキー夫人) 佐野大樹 フレンネル先生(ニジンスキーの主治医) 和田泰右 スタニスラフ(ニジンスキーの兄)
舞台はニジンスキーが狂った場面からスタート。 な〜る。ウェバー版「オペラ座の怪人」みたいな構成なんだね。 車イスに座ったニジンスキーの傍には妻と主治医。 そして、妹がストーリーテラーとしてニジンスキーの生涯を語ってゆく。 ただ、オペラ座と違ってニジンスキー、ディアギレフ、ロモラの視点でシーンが描かれるため、いろいろわかりづらい感じかなと。
悲惨な環境で踊ったニジンスキーは、その才能と存在を同性愛者で芸術に深い造詣を持ち、芸術を興行として成り立たせることにも成功したディアギレフに見初められる。 舞台に立ち、あふれる才能を開花させ踊るニジンスキーは大成功を納める。 自身で振りつけた「牧神の午後」はあまりにも性的だったため称賛と非難を集めるが、それはさらなる公演の成功と彼の名声を高めるものだった。 水難を恐れたディアギレフ不在の南米公演の途中、ニジンスキーを追いかけていたロモラが出会いに成功。2人はお互いを認識しあい、恋に落ちて結婚する。 この結婚に激怒したディアギレフはバレエ団からニジンスキーを解雇し、彼を追い詰める。 6歳から狂っていた兄の死、生活苦、言葉の壁、戦争、孤独。 自身の興行失敗から脱却のためもあって再度手を差し伸べたディアギレフの庇護もあったが、ニジンスキーはついに発狂する。 精神を病んだ彼は療養先で「神の結婚」を最後に踊らなくなった。 そして、天に召された後の4人(ニジンスキー、ディアギレフ、妹、妻)の姿も描かれる。
感想は・・・とにかくニジンスキーが踊れる東山エロリーダーで良かったってことだね! これに尽きるでしょう!! しなやかな身体が、ライトに照らされ陰影のつく筋肉が、そりゃもうとても美しいわけで!! たしかに、バレエの基礎がないのでジャンプの高さはないし、滞空時間も短いのが残念。 だけど、それを補ってあまりある色気、オーラ、妖艶さ、表現力。私的にはOKだよ! 特に肩から指先のしなやかさに目を奪われる。 白鳥を踊るプリマドンナ以上のしなり方。踊る人間の腕の描くものとは思えない曲線を描くってスゴイことだよ! そして、ギリギリとした緊張感あふれる踊りが魅力的過ぎる!!
そして、岡ディアギレフが当たり前なんだけど歌えるんだな〜♪ 長身が映えるルックスもステキなんだよね、ものすごく。 床に横たわるニジンスキーを見下ろすシーンで、この高さが尊大な性格をも表現してくれるもんだから私が萌えるんだってばさ!!w 「僕が必要だね。いろいろな意味で」 アゴはいつでも上がり気味のディアギレフ。でもノーブル。下品さはあまりない。 持っているステッキでニジンスキーをこづき、従わせるシーンはSMチック。 寄りかかるようにして弓なりに反らせたニジンスキーの身体を支え、胸から腹を空いた片手がまさぐるように撫でまわす指は・・・いいぞ、でももっと下をまさぐってもよくってよ!!と叫びそうになるってば!ww
語り部役のニジンスカは、元宝塚ジェンヌ。 ニジンスカはダンスも踊って、とってもキレイだった〜。 滑舌も良くて声も通る。7日はちょっとセリフがよれちゃってたけど。 ま、これに関しては7日マチネは他のキャストもセリフがあやうかったからなw
妻ロモラも元ジェンヌ。 ニジンスキーの貧しさと孤独の合わせ鏡のような存在。 ただ、やはり女の方が狡猾なので、そうなれなかったニジンスキーの哀しさが浮き彫りになる役どころを上手く演じてたかなと。 ロシア語と少しのフランス語しかしゃべれなかったニジンスキーが、戦争で拘留された妻の母国ハンガリーで母国語しかしゃべれない義母とコミュニケーションが取れなかったと妻の告白があったけど、あんたが取り持ってやりゃいいじゃん!って思ったりとか。
やっぱダンス・・・良かったな〜!!
まずは、冒頭で狂ったニジンスキーがフードを取って踊り始める「牧神の午後への前奏曲」 車イスのニジンスキーがかけられたフードを取って過去が語られるシーンが、どうしてもオペラ座の怪人のオークションシーンに重なって見える私でしたよw 角の付いた髪型がキレイなんだよね〜。 やっぱこの姿が見たかったんで、最初に見れて嬉しくなっちゃうんだよね。
フォーキンの振りつけた「薔薇の精」は、真紅の薔薇が施された衣装が可愛い。 薔薇で可愛いって思っちゃうのはどうかね?って思うけど、可愛いモンは可愛い。 その姿のままでディアギレフに幼い言葉と仕草で会話してるものだから、どうしたって可愛すぎるんだよ〜!
そして、彼の代表作「牧神の午後」はやっぱり淫靡でエロかった。 ま、他も全部エロス満タンなんだけどさw 角の付いた髪、半裸に銀のペインティング、白い羽飾りが背中で揺れる。 ニンフに恋をした牧神。かなわぬ恋にニンフが落としていったベールで自身を慰めるという作品。 自身を・・・だったはずが、ディアギレフが横たわったニジンスキーの胸に、腹に、足の付け根の間を手にしたベールでなぶるように滑らせる。 「ほ〜れ ほれほれ」という声が聞こえてきそうにベールを操り、下品ギリギリ回避ラインな表情のディアギレフw 横たわった身体の上にサテンの布が落とされ、何度も軌跡を描かれ、快楽に身を任せる淫らな顔のニジンスキー。 妖しい!!妖しすぎるぅぅ〜〜〜!!! 上がった足が痙攣して、ビクっと身体ごと跳ねる仕草とか・・・こんなん見たらニヤケ面が止まるわけなんかないわけでw ディアギレフ「出口のない地獄で身悶えるがいい!!」 果てた身体が背中だけを残して、台上から四肢と頭が落ちて投げ出される。 踊って荒く上下する胸に光る汗・・・こんなモン見てコーフンすんなって方がムリだろw
2幕目のアルゼンチンタンゴを踊るテイルコード姿も良かった!! ぴったりと撫でつけた髪、それまでの中性的な魅力全開とちょっと違った、女性をエスコートする男の強さと直線的な動き、キレの良さ。 でもやっぱり色っぽいんだな〜!! ウエディングを連想させる白いドレスのロモラと踊るよりも、黒のパンツスーツでドヤ顔のニジンスカとのダンスの方がカッコ良さが引き立ってて、私の好みだった♪
そして、狂ったニジンスキーが、それでも踊った「神の結婚」 岡が歌い、東山が舞う。 聴き惚れて、見惚れる。 こんな贅沢していいのかなって思うくらい贅沢な空間。 文章に残したいんだけど、表現語彙がない私じゃやっぱムリだよね〜。 朗々と響く岡の低く豊かに伸びる声が会場を満たしていく。 その中で、まとったシャツを脱いだ東山の身体にライトが当たり、踊るためのしなやかな筋肉が陰影に彩られてくっきりと浮かび上がっていく。 ・・・ため息しか出ないよ・・・
脚本は・・・1回目見たときはラストが残念に思えた。 踊っているとき以外は子供のような幼さでポツポツとしかしゃべらない、というかヨーロッパにいてロシア語とわずかなフランス語しかしゃべれず、コミュニケーションを取れなかった孤独で愛を求めていたように見えた生前のニジンスキーが、あまりにも世慣れてペラペラとしゃべる姿に違和感バリバリだったので☆ 他人の希望を叶えるためだけのように振り付けし、踊っていたニジンスキー。 もちろん、神に愛されたように踊ることが彼の幸せなんだけど。彼が求めたものなんだけど。 でも、生前の彼が求めたと描かれていたのは、ディアギレフの経済的な庇護、ロモラの崇拝と同じ境遇を生きたからこその共感。そして、両者に求めたのは生涯を通じて得られなかった真実の愛だったのだという強烈なメッセージがあったように思えた。 たしかにディアギレフに愛はあったかもしれないけど、それは興行成功という打算もあったわけで。 ロシア語の歌は、彼だけがロシア語しかしゃべれないニジンスキーの話し相手になれた象徴でもあったんだろうなって。そしてこの歌もまた素晴らしいんだけど。 私には、踊る才能だけがありあまった、愛とアイデンティティーが欠如した放浪者に見えていたのに、そんなものどうでも良かったかのような死後のニジンスキーに首をひねっちゃった。 愛より踊りなのかよ、ニジンスキー?? だからこそ「神に愛された孤高の天才バレエダンサー」なのか?? そうなのかもしれないけど、私の好みとしては、孤独、言葉の壁などから解き放たれ子供のように喜んでるニジンスキーの姿が見たかった。そういうベタなモノが欲しかったんだよ〜。 だから、このラストの脚本は単純な頭の私の好みじゃなかったなぁと。
んで、本日2回目を見て。 「僕は神だ」というニジンスキーは狂っている。 死後でさえ、踊りに狂っている。 「そして、ニジンスキーにみんな狂わされている」 ・・・そういうことなのか。 神に愛された才能を持った者は死後でさえも狂っているのか。 「神の結婚」が凄くて、それで納得させられちゃったんだろうか? パトロン、妻、妹を自身の合わせ鏡のような存在として認識していたニジンスキーが、舞台装置である中央に置かれた鏡に乗り一人天上にのぼっていく姿は、神になったことの象徴なのかなぁと。 なんか、わかりそうでわからないまま終わったんだけど、1回目に見た違和感はなりをひそめてくれたんだよな。なんでかわからないけどさ。説明できないんだけどさ。
まぁ、そんなものは軽く凌駕する極上のダンスを堪能しました。 狂気に堕ちた天才ニジンスキーを東山で見れて満足だよ。 12年前の残念感がこれで消えましたw
だって、エロい舞台だったんだもん!w
出演者は総勢10名。 10名しかいないんだけど、濃厚だった〜〜!! ま、数をそろえたって学芸会にしかならない舞台もあるしな←毒 金払って見てるんだから、それだけの価値のあるものを見たいわけで。 才能ある方々の舞台を堪能できて幸せでした♪
終わってから友達4人でゴハン&おしゃべり。 これがもうとんでもなく盛り上がって楽しくって♪ いろいろと思うところが同じだったりするのね・・・と嬉しかったり苦笑したりw 私はあまり東山リーダー関連のことが詳しくないんだけど、それでも楽しかったよ♪ 本当にありがとう! 私以外の3人はマチソワなんで、そのまま劇場へトンボ返りw なおもんで、一足お先に一人で打ちあがっちゃったよ。
つ〜か、深夜まで一生懸命ちまちまと感想文を書いてる自分ってどうよw だって、明日は右京様目当てで「SAMURAI7」を見に行くんだもん、感想書いとかないと安心して明日が迎えられませんよ!! ・・・書き終わったもんだから何でも言えるぞ!w いつもそうなんだけど、でもいつも以上になんかさらに書き足らない気がするww
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