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緊急提言:選挙に行ってください - 2003年11月07日(金)
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いよいよ明後日、衆議院議員選挙です。
選挙権を持っている方々、選挙に行ってください。
特に、「政治を変えるべき」と少しでも・漠然とでも考えているけど、 「投票したい候補者がいない」から選挙に行かないというあなたは必ず行ってください。
「政治は悪さ加減の選択である」という格言があります。 これは、「どれがより/一番良いか」と考えるのではなく、 「どれがより/一番悪くないか」と考えるのが政治だということでしょう。
この格言は、私たちが政治家を選択するときにも往々にして当てはまるものです。
他人である候補者に100%信頼を寄せて投票することなど始めからできないのです。 そんなことができることを夢見て、たかだか3、4人の候補者の中に、 自分が完全に納得して、この人に間違いない!と思える人がいないからもう選挙になんて行かないなどと言うのは、 私が大好きな木村拓哉と付き合えないからもう一生男とは付き合わないといっているのとほとんど同じです。 (この話は個人だけでなく政党の選択にも当てはまります。政党の政権公約のメニューの全てが自分の考えと100%マッチするなどという状態はほとんど考えられません。)
夢見るのは勝手ですが、 その夢は決して叶いません。断言します。 で、キムタクの場合は個人のハートブレイクですからそれこそ勝手にやってくれればいいですが、 選挙の場合はそうはいかないのです。
はっきり言っておきますが、 投票に行かないということは、政治不信の表明にも、今の政治への反対の表明にもなりません。 選挙に行って「白票を投じてきた」としたり顔で仰る方がたまにいますが、それも同じです。 それらの行動がもたらす結果はただ一つ。 「今の政治への信任」です。 これはその人の意志の問題ではありません。結果的にそうなるということです。
今の政治のあり方を有難いと思っている人たちは必ず投票に行きます。 その人たちの票によって、今の政治のあり方が支えられているのです。 これは厳然たる事実です。 だから、今の政治のあり方を変えたいと思っている人が投票に行って、 今の政治を担っている人々や政党をその座から引きずりおろす選択をしなければ、 「今の政治」は、確実に存続するのです。
新聞はこぞって自民党が過半数をうかがい、保守新党・公明党との連立で安定多数を確保するという見通しを示しています。 しかし。 断言しますが、投票率が70%代後半になれば、その見通しはまったく無意味なものになるでしょう。 事態は一気に流動化し、与党の候補者は不安な夜を過ごすことになるはずです。 「投票に行ったって変わらない」という人もいます。 しかし、政治が変わる可能性は十分にあり、その鍵を握っているのは、 実は選挙に行かないつもりでいるあなたなのです。
だから、投票してください。
最後に。 民主主義は本来「厳しい」ものだと思います。 「政治を変えたい」が「票を入れたい人がいないから選挙に行かない」というのは、 突き詰めていけば、コドモのような甘えにすぎません。
政治を変えてくれそうな候補者がいないなら、自分が選挙に出て政治を変える。 それが無理なら、政治を変えてくれると信頼できる人を選挙に出す支援をするというのが、 民主主義体制にあって「政治を変えたい」と思う人がなさなければならないことなのです。 それは義務であり、権利でもあります。
「そんなことできない」というのなら、せめて選挙に行って、 「悪さ加減」を選択してください。 それが最低限の義務の履行であり、同時に権利の行使にほかなりません。 そしてその行動によって、政治は「少しはマシ」になるはずなのです。 それを積み重ねていけば、「少しはマシよりもさらに少しはマシ」になり、 さらに「少しはマシよりもさらに少しはマシよりもさらに少しはマシ」になり、 やがて「少しはマシよりもさらに少しはマシよりもさらに少しはマシよりもさらに少しはマシ」 くらいになったときには、実はだいぶん自分にとっていい政治になっているのではないでしょうか。
もう一度くらい言わせてください。 「どれがより/一番良いか」と考えるのではなく、「どれがより/一番悪くないか」と考えること。 けれどその積み重ねによって、確実に結果は良い方向に向かっていくということ。
そして、投票に行ってください。
それから、もう時間がありませんが、 この文章を読んで納得してくれたら、このような内容のことを、 ぜひあなたの周りの選挙に行かないと言っている人、行かなそうな人に話してください。
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