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小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』 - 2003年10月15日(水)
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季節に誘われて、小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』を久しぶりに聴く。 これは間違いなく20世紀の名盤の一つ。
その中でも特に名曲は#6の「カウボーイ疾走」。
+++++++ もう紫陽花の風景や もう丘を歩く彼女の姿 飛ばされていっちまった もう間違いが無いことや もう隙を見せないやりとりには 嫌気がさしちまった
カウボーイはスペードのエースとか言って BABY×5 草笛がひどく上手い奴だった 錠剤を噛みしめ蛇口をひねり 高く高く星を見上げていた
熱がならされてゆき 霧が覆う広告 海から撫でる風に しらけっちまった純情を帰し 本当のことへと動きつづけては 戸惑うだけの人たちを笑う
舗道まで散らばって戻らない砂 BABY×5 淋しげにかきならされてるギター 新しい1日がまた始まるだろう 夜明け前の弱すぎる光
日射しが強い真昼 まばたきをかすめとり 陽炎の中に立つ 消えてっちまうものを探して 本当のことへと動きつづけては 戸惑うだけの人たちを笑う
すれちがう早起きのマラソンランナー BABY×5 にぎやかな時代に落ちてくる朝 新しい1日がまた始まるだろう 夜明け前の弱すぎる光
(作詞:小沢健二) +++++++
それぞれの言葉が孕んでいるイメージの密度がすごい。 特にサビ部分で折り重ねられていく名詞が放つ、余韻的なイメージ。 よく馴染んだスポンジのように、言葉が、それ自体の質量の数十倍の情景を含み、滴らせている。
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