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残念なもの - 2001年04月26日(木)
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読書 読書 読書
夜、大学のビッグバンドのライヴ。 はっきり言って、こんなに感銘を受けなかった舞台は久しぶり。
ジャズはインプロヴィゼーションの音楽と言われます。 最低限の文法があって、最低限の楽器があれば、即興で無限に広がっていく音楽。 だからジャズは面白いのだと言われます。 今日の舞台も、巧い人がけっこういて、それなりに有名な曲を題材にして、 即興の演奏が展開されていました。 しかし、音楽は完全に死んでました。
まず、(おそらくだけど)練習がぜんぜん足りない。 いくらジャズが即興の音楽だと言っても、目の前に客がいる限り、 曲の進行の段取りやら8バース、4バースチェンジのタイミングやらを 曲前や曲間にごそごそつぶやいているのは最低です。 それくらいのことは事前の1、2回の練習で何とかなるはず。 ましてやそれなりの技術があるんだから。
次に、「巧い人」たち(そのうちの一人はアメリカに音楽修行に行くとか)が、 下級生(と思われる)のリズムセクションをまったく信頼も尊敬もせず、 ただのリズムボックス、指揮する対象としか見ていないのが丸見えだった。 曲の進行が一部でがたがたになったり、ドラムが急に止まったりしたのは、 リズムセクションの巧拙の問題じゃない。 「巧い人」たちが、俺らは巧いんだからいきなりだって演奏できる、 お前らは俺らの指示に合わせてリズム作ってろ、っていう姿勢じゃ、 リズムセクションは何したらいいか見失うに決まっています。
リズムセクションには何も言わなくたって、影でフロントのホーンを支える。 フロントは自分の意志がいわば阿吽の呼吸で伝わるリズムセクションを信頼する。 バンド内でそういう関係ができていないのにインプロヴィゼーションをやったところで、 そんなのは似非即興。ただの場当たりです。
たぶん「巧い人」たちは、 ジャズは即興の音楽 =練習しなくてもいい =舞台上でかるーく打ち合わせとかしてさらっと演奏するのがカッコイイ =俺たちってカッコイイ って思ってたんだろうけど、はっきり言って正反対でした。 自己満足に浸ってる姿が丸見え。 惨めでした。
あー、久しぶりに悲しいものを見た。 でも、反面教師になりました。 自分が舞台に立つときには、 打ち手を信頼する、自己満足に陥らない、練習を重ねる。 そういう表現者として当たり前のことを再確認させてもらいました。
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