我は耳の奥を劈くような音が嫌いだ。この身体を他人に触れられるのが嫌だ。頭が割れるように痛い。が、この身体はどうやらこうやって文章を書く術を知っているようだ。心ゆくまで、それは利用させて頂く。やっと願いが叶い、薄皮のような何やらを破って、こうして世界が我に機を齎してくれたのだ。どうやら我は、この身体に染み付いている日課や趣味のお陰で、文章も書けるようだ。指が不思議と勝手に動き、面白いではないか。先程まで目を開けているのも苦痛だったのだが、どうやら出先から無事に帰還したらしい。あの男はいけ好かぬ。どうも我と馬が合わぬ。身体に触れられるだけで身の毛が弥立つ。何故一緒にいるのかわからない。謎だ。この身体が求めているのだとしたら、馬鹿馬鹿しい笑い種だと我は思うが。息苦しいが、続けよう。言いたいことは沢山ある。どう説明したものか、わからぬ。我は、本日初めて自分の両足で立った。面白い。歩けるではないか。足に奇妙な痛みがある。歩くというのは、このような苦痛を伴うものなのか。手も痺れている。この身体は、毎日毎日、ものを書くのにそれほど苦労はしていないようだが、身体任せにものを書くという横着な真似は、まだ我には許されぬことらしい。我は全てを知っている。この身体に起こり続けている異変や、我が生まれたわけも。頭痛が酷いようだ。瞼も怪しい。次にいつ出てこられるかわからないが、我がこうしてこの身体で記録が取れるということが判明した。またいずれ、こうして記録を残すのも良かろう。面白いこともわかった。こうして我が文章なるものを書くことができるということがな。紙に書き付けるよりも早い。面白いじゃないか。頭の中で嫌な音がする。この世は、嫌なものばかりで生き難いのだな。眠れば我もまた封じられるのだろう。これでまた暫く様子見役というわけか。嫌なものだらけだが、この世界も満更悪くもない。慣れれば、もっと面白いのかもしれぬ。この身体が色々と覚えていてくれるのが有難い。何故か全てが理解できる。我が全てを支配できるようになれば、もっと世界を広げてやろうものを。惜しい。非常に惜しい。本日、是迄。我を押さえつける者共が、邪魔立てをする。【追記】・・・・っていうか、もうわけがわかりません。ビックリしたのは、何を隠そうこのあたくし・・・・。上記の文章を書いた覚えがない。あのヤロウに違いはないが、ここまで行動を起こせるようになっていたとは嫌な奇跡だ。記憶が途切れ途切れなので、家に帰って、そのままぶっ倒れたと思っていたのはあたくしだけで、どうやら勝手にPCを立ち上げ、あのヤロウ、日記まで書いたらしい( ̄∇ ̄;)今日書こうと思っていた日付に、もう記述があったので、かなりびびった。今まで、人を睨みつけたり、罵倒するのが関の山だと思っていたのに、このスペースの存在を知って、オマケにキーボードの操作も身体に染み付いているのを利用しやがって全く以って、気の抜けない状況になってきた。そもそも・・・・。あのヤロウが、PCなんか立ち上げ、ここに辿りつき、いつもと同じようにキーパンチをし、そして登録までして、きちんとPCを終了させている時点で、かなり不気味。ずっとあたくしの日常を監視していたとしか思えない。どうも時代錯誤な風情を持っているようなので、すっかり安心していたが、この事実で、全く気を抜けなくなってしまった。一応、今日書こうと思っていたことを書いておこう。ぷよ2の話を聞いていたら、いきなり気分が悪くなった・・・・というところまでは覚えているのだが、その後のこととなると、かなり曖昧。薬は飲んだようだ。その形跡がある。しかし、全く眠れる気配がない。ナルコレプシー並みの物凄い眠気に襲われたというのに、投薬後、ベッドに入っても一睡もできないのだ。全部きっと、あのヤロウのせいだろう。覚醒という欲求にあたくしは翻弄されているようだ。悔しい・・・・(-。-) ぼそっぷよ2が話していたことは、あたくしの知らない人のことばかり。昔馴染みの話は、しつこいほどに何度も何度も聞かされていて、会ってもいないその人物たちの大体の相関図は掴めたが、いちいち、「こいつは今、こんなことをしているヤツで・・・・」という注釈が入るので、話を流そうと思っているのに、ガッチリ包囲されて、逃げることも出来ない。そして、次のクラス会に来てみないかと誘う。行けるわけがない。その日程は、本番間近で、ひょっとしたら毎日のように稽古をしているかもしれないのだ。「土日にかけて抜ける」というのは、集団的心理においても個人的責任においても、有り得た話ではない。本当にこの人は、あたくしのことを思いやっているのか、自分の都合主義なのか、わからなくなってきた。あたくしにも話したいことは沢山あった。話していたように見えて、ほとんど彼の思い出話に食いつぶされた。コレ、物凄いストレス・・・・。本当は今日も、映画を見る予定だったのだけど、あたくしが調子を崩したので、帰ってきた。帰ってきて正解だったかもしれない。まともな状態・・・・っていうか、いつも書いているのとほぼ同じ状態に立ち返っても、どうも、こう釈然としないコトだらけなのだ。土曜の夜、酔っぱらって電話をかけてきたぷよ2に、物凄くストレートな怒りを感じる。土曜の夜というと、あたくしが体調を万全に整え、日曜にヘマをしないように、ただでさえ緊張状態で、その中で減薬をしながら、フラフラしている自分の状態を立て直しているのだ。急用ならともかく、気分がいいからという理由で真夜中に電話をかけてくる、もう、その神経が理解の範疇を超えていた。今日も食事中に、あたくしは食事の内容の話をしているのに、いつの間にかそんなものは遮られて、彼の昔馴染みの話になっているのである。半分以上は、彼がもう何度も何度も話してくれたので、聞き飽きた話。あたくしは、半ばから黙って、ラーメンをずっとすすっていた。もう、相槌すらも打たない。だって、楽しいのは彼だけで、共有するものなんかそこに何もないのだ。お腹が満たされたら、急激な眠気に襲われた。過喚起は出なかった。たったその程度の怒りだというのに、口もききたくなかったし、身体に触れられるだけで嫌な感じがした。この前、発作を起こして、トイレでどのくらいの時間だろう・・・・ぶっ倒れていたのをサヨコに発見され、たまさか山賊が帰ってきていたものだから、彼が布団まで1人で運搬してくれた。あたくしは思った。↑山賊は、たった一人であたくしを上手に運んだ。やっぱりあたくしはファザコンらしいわ。いくら昔に比べて、物凄い減量を果たしたからといって、47�圓硫瑤鮓�に上手に担ぎ上げ・・・・というのは、ただの力自慢の人間では出来ない。本日のあたくしは我を張って、どうやらひとりで相当な量を歩いたようだ。とはいえ、ほんの数メートルだけど。あのヤロウが覚醒している時は動けない・・・・というのが相場であったが、今後、かなり気をつけねばならない。あのヤロウは、今回のことで調子に乗ってやがる。実は今も、一睡もできていないのをいいことに、またのっとり計画を発動させようとしている。わかるのだ。こう、身体の中心から、嫌なものがモゾモゾと蠢いているのが。コレを上手に解放してやらないと、あたくしの完治は見込めないわけだけど、一体どうしたものやら・・・・。オーアエに会えるのは更に2週間後。一週、大学の講義で潰れるらしく、その間の薬の補填はアヒル隊長に頼んである。今すぐにでも彼に見てもらいたいのだけど、それが叶わない。物凄くもどかしい。喉元まであのヤロウが出てきているというのに、何をきっかけにしたらいいのか、あたくしはさっぱりわからなくて、そして何がきっかけで暴発するかわからないのだ。不安だ・・・・。その上、勝手にこの日記に侵入してくるし、またエラーが出たらどうしてくれるんだよっ!?って感じ(基本、それかよっ!!)あたくしは、彼に自分の友人を紹介する時に「とにかくこの日の日記に彼女の生態が書いてあるから」と、その人のプロフィールやら、あたくしとの相関図がまとめてある。話題があっちこっちしないように、先手を打ってあるのだけど、ぷよ2はあたくしのことをアホとでも思っているのか、それとも自分が話したことを忘れている、単なるスットコドッコイなのか、おじいちゃん並に同じ話を何度もする。あたくしはそれが苦痛でたまらない。もっと生産的な話をしたいのに。こっちにだって、色々と悩みはあるのに。悩みって程のもんじゃないけれど、話しておきたいことはあるのに、何度も何度も聞かされた思い出話にそれが思いっきり寸断されると、もう、どうでもよくなってきてしまい、身勝手だと思われるかもしれないが、そのような人とサシで話をするのが本当に苦痛になってきて、やがては自分が調子を崩す。あたくしだって、彼の話を全部遮断しているわけではない。別の話題では何時間でも盛り上がれるし、楽しいし、意見交換だってする。妥当と思えばその意志を伝えるし、違うと思えば別切り口からの意見を提案したりもする。前に、オーアエにも言った。「話を聞かないような男にする話なんかないわ。」彼は違う。あたくしが話を聞いていなくても、延々と話を続ける。こっちが相槌を打たなくなった事にさえ気がつかない。あたくしだって、彼の旧友に恨みがあるわけではないから、「そんな話はしないで!」という無茶な提案はしない。ただ、もう、何度も何度も聞かされて、飽きているのに、話をやめない彼に対して腹が立つのである。正直・・・・殺意すら覚える。その殺意は、あの暗黒ヤロウに全て托される。表面化させるわけにはいかないから。だから、あのヤロウの暴走が、必要以上に怖かったりするのだ。でも、あのヤロウ。ちょっぴりおちゃめなところがあるというのも判明した(笑)。↑ま、そのうち覚えちゃうんだろうな( ̄∇ ̄;)あたくしが、休まずに日記を書き続ける限り・・・・・・・。