| 2003年08月23日(土)
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バカユニゾン&ボケ潰しに耐える日々を送る男 |
昨日のご報告です。
あたくしとリエは国道沿いの大手フランチャイズファミレス店で夕食を摂り、 カラオケ屋に着いて、部屋に入り、ほんの2〜3曲も歌わないうちに、 弟のリョウヘイもご到着と相成りまして、 奇々怪々なカラオケ大会が始まったわけでして・・・・。
あたくしとリエは此の方同じクラスになったことがないクセして、 何でか、物凄いシンクロを果たすことが、そりゃもう、凄い頻繁にあるのである。 あたくしのツボは彼女のツボ。 そして、彼女のネタはあたくしのネタ。 ツッコむ時も同時。 ボケるのも同時。 モノの説明も、一言一句変わらぬ単語で、スラスラスラ〜とユニゾンをかますので、 リョウヘイが恐れ戦いていた。
「お、お前ら〜!! まさか俺が来るまでに、歌も歌わずネタ合わせしとったとか・・・・。」
「違うよ。」
「うん。何曲か歌ったけど。あ♪もう、つぼイノリオは歌ってもらったけど♪」
「( ̄∇ ̄;) そ、そういうノリなわけ?? もう既に・・・・。」
「そういうわけちゃうよ。」
「思いつき、思いつき♪」
とはいうものの、彼が来るまで何をしていたかというと、
「なぁなぁ、新譜の本あるけど・・・・。」
「新譜っていっても、新しい歌ってあんまりわかんないもんね。」
「リエ、最近、何かハマッてるものある?」
「そうだなぁ〜。何かあったかなぁ・・・・?」
「ウ〜ン・・・・あたしも自分で振っておいて何やけど、これと言って・・・・」
「あ!!! 『大奥』!!!」
「マジで!!?? あたしも毎週、欠かさず見てたわ♪」
と、ここで、「瀧山殿!!」だの「まる殿!!」とかいった、プチものまね大会が3分ほど繰り広げられ、
「あれの主題歌、入ってないかな??」
「探そう♪探そう♪ あれ、いい曲だよね〜♪」
という流れで、「大奥」のエンディングテーマを流しながら、2人で歌っていたりしたのでした。 初球、全会一致でこの曲というセレクトは、他のメンバーの場合はあんまりありえない。 その次に、リエが「名古屋はえぇよ!やっとかめ」をリクエストしてきたので、 こっちも別にノリがどうとかいう問題なんか、頭っからないので、
♪「大阪も〜まぁ〜あかん! 終わっとる、たるくさい、喰い〜倒れとる!!」
と、元気よく歌っていたわけで( ̄∇ ̄;) で、まぁその後に、青春時代を彷彿とさせる「access」をリエが歌っていたり、 あたくしも、そこそこまともな歌(どんなやねん?)を歌っていたりしたところに、 弟が到着したというわけ。
彼は、B'zとか尾崎豊(あたくし的には豆が好き)とかをよく歌う。 が、しかし彼も察しのいい男で、今この雰囲気が如何なるものなのかを逸早く感づいたらしく、
「どれやぁ・・・・どのあたりなんやぁ・・・・?」
と、必死に持ちネタを歌本の中から探していた。(偉いなぁ)
しかし、最近の通信カラオケというのは見上げたもんで、 本当に、「どうでもいい曲」というのもエントリーされている。 その中、これぞ、究極にどうでもいい曲というのを見つけてしまい、3人で腹が捩れるほど爆笑した。
で、あたくしたちはその曲が流れている間、何をしていたかというと、 律儀に立ち上がって、ラジオ体操を、生まれて初めて「真剣」にやっていたわけで(爆)。
「凄いぞ、コレ!! 本当に忠実な歌詞や!!」
「うん、画面見とられへんかったけど、なんか面白かった(笑)。」
「だってなぁ、『5〜6、7、8!』じゃないとこもあったんやぞ!!」
「え?え? どういう意味??」
「ご〜ろく、『し〜ち』、はちっ!!って画面に出んねん!!」
「マジでか!?」
「しちっ、はちっ! じゃなくて??」
「違うねん、『し〜ち、はちっ!!』やねん!!」
「す・・・・すげぇ・・・・( ̄∇ ̄;) さっき深呼吸の時に画面見たけど、『7』が抜けてたような・・・・」
「そうやねん!! 凄い微妙なところまで忠実に再現しとんねん!!」
高々「ラジオ体操」なのに、メチャクチャ熱く語る3人・・・・さすが、夏休み(爆)。 と、その後、まともな歌を歌うのを許されるのは、持ちネタを1曲披露してから・・・・とかいう 不文律が勝手にできて(誰が作ったわけでもない、自然に成立した(爆))、 どうしてこんなマイナーな歌を歌うことが許されるのか、不思議なくらいに 「嘉門達夫」の曲が乱発されて、しかも、全員がその曲をキッチリ知っているところなど、奇跡的。 本当に、はなわの「佐賀県」がめちゃくちゃメジャーに聞こえるくらいに、 マイナーな曲ばかりが出た(爆)。 しかも、全員知ってて、全員でウケてるし・・・・( ̄∇ ̄;) 救いようがないカラオケ大会って、こういうのを言うんだなと思いつつも、 何だか、奇妙な「救済感覚」というのもあって、 本来なら絶対に歌うことがなかったはずであろう、うちら直撃世代のアイドルのアルバム曲なんかまで 飛び出し、しかも振付までわかる・・・・という3人中2人はダンサー(爆笑)。
「えぇ、俺、こんなん絶対歌えんと思っとったけど、覚えとるもんやなぁ♪ 何か、新しい発見やわ。」
「うちら、日々新しい発見( ̄^ ̄)」
「ねぇ〜♪」 「ねぇ〜♪」 (とりあえず、ユニゾン)
「(またハモッてはる・・・・( ̄∇ ̄;)) 姉ちゃんとリエちゃんて、同じクラスになったことないんやろ? 何つながり??」
「そうやなぁ。強いて言えば・・・・」
「戦隊モノつながり♪」
「それやな (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)うんうん」
「ヽ。◇°ノ ドテッ」
「まぁとりあえず、ポンポンで一緒やったってことが発端で・・・・」
「その中で、戦隊モノがめちゃくちゃ好きやった者つながりって感じだよね♪」
「よ、ようするにやな、基本的に2人とも「ドンパチ」好きってわけね?」
「まぁね( ̄^ ̄) 基本的に火薬の量とド派手なやりあいで、テンションが定まるっつうか・・・・」
「そうそう♪ まぁ、あたしの場合は演習に出れば、ホンモノも近くにあるし♪」
「あかんって!! それ、趣味で使ったら絶対あかんって!!」
そう・・・・リエは、海上自衛隊の三曹に昇進したての、バリバリの自衛官なのであった。 リエの会話の端々には、シャバでは絶対に通用しない、所謂「特殊用語」が出てくる。 うちらのことは「民間人」と呼ぶし(爆)、自宅のある場所を「隊」と呼ぶ。 あたくしは慣れているものの、リョウヘイなんかは
「タ・・・・タイ???(バンコク???)」
という変換が頭の中でなされる。 この日、彼の繰り出した「ボケ」はほぼ全て拾われ、所謂「ボケ潰し」には一度も遭わず、 尚且つ、面白いツッコミと、更にその上を行く、「バカユニゾンボケ」というのが聞けたので、 普段の憂さも晴れたことだろう(爆)。
あたくしはチャリで現場まで来ていたので、徒歩のリエをリョウヘイに車で送らせた。
車内ではこのような会話がなされたらしい。
「(前方に人影があるのを見て)アレ、轢いちゃってもいいっすかねぇ?」(彼なりの中級ボケ)
「行け、行け〜〜!!」
「あかんて!( ̄∇ ̄;)」
「そうなんやて。こういった場合、うちらが横に乗っていると『民間人を呷った』って言われて、 処罰されんのよね〜♪」
「マジっすか!!?? そらあかん、シャレでも轢けん(笑)」
彼なりの中級ボケもきちんと拾われた上、リエも別にボケてはいないのだけど、 自衛官の知られざる事実を述べたことにより、 それを知った彼は、きっと運転しながら「へぇ〜ボタン」を乱打していたことだろう。
方々の掲示板にカキコに行ったので、既にご承知の人々も多数でしょうが、 混声三部合唱も決行しました。 もっとヒクかと思いきや、3人ともそれぞれ満たされ、 あの頃の思い出といえば、とてもじゃないけれど美しきものではないというのに、 何でか今になって歌ってみると悦に浸ることができ、コレはコレでよかったんじゃないかと。
〆の曲は
リョウヘイはお気に入りのB’zの曲「ultra soul」で、 うちら2人が不必要なくらいに、「Hi!!!!!」と叫ぶので、気持ちよさげだった。 大垣の長い夜・・・・8月の長い夜・・・・は、TMNetworkの曲のように、 喉を潰しかけてもへっちゃらな3人組が、賑々しく絶叫することで更けていったのでありました(笑)。
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