仕事と仕事の合間にスカっと時間が空いたので「人体の不思議展」に。昔から人体標本とか大好きなんですが、この標本は特殊処理されたやつなので、あまり生々しさというか、みずみずしさ(?)がなくてレプリカントぽかった。でも細部まで観れてすげー。おもしろーい。動脈がホ−ス並みに太いのにびっくり。そりゃ…あれが切れたら血がシャワーのようにも出るだろうよ。いまいちピンとこない内臓位置関係も三次元でわかりやすい。客でおもしろかったのは、女子供はすごい熱心に近くからのぞきこんでいるのに、男性諸君は一歩引いておそるおそる観ていた点。あと中年以降の方たちは「これが肝臓かー。オレここが悪いんだよな」とか自分の体調に照らし合わせてておもろかった。血管の標本とか、みんな自分の腕と交互に見比べたりね。しかし思ったのだが、人間というのは皮膚があって初めて人間らしくなるなあ。皮一枚はいだだけで人格とか個とかいうものがふっとぶ。顔はもちろんなんだけど、手とか爪とか背中とかお尻とかところどころ皮膚が残されている部分があって、そこが何とも生々しく「生」を感じさせる。今回の標本が中国のものだってことも親近感なんだろうなあ。前回はドイツだったらしい。やっぱりこういうのって民主主義より社会主義の国なのかな。献体とかの問題で。いくら本人の遺志とはいえ、遺体が医学実習に使われるのと、こんなふうに標本にされるのではいたたまれなさが違う気がする。肉親が5ミリの輪切りとかちょっと哀しすぎるもんなあ。でもすごい面白かった。人体てすげえ!
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