2004年08月05日(木) 319.515.122


手紙が届いたようで、連絡が取れた。
手紙を読んですぐに電話をくれたみたい。
でも、私はそのとき別の男の子といたので出られなかった。
その男の子というのは彼氏?元彼?だし。
私にはまだその人に未練があるから、その人の前では出られなかった。
話している内容を聞かれたくなかった。
話ているときの表情や仕草を見られたくなかった。
その人も相当ずるいけど、私も、ちょっとは、ずるいかも。
それに、ひさしぶりだから落ち着いて話したかったし。
電話で、彼はしきりに手紙のお礼を言ってくれた。
ものすごーくさりげない「ありがとね」の一言で。
言い方が、あのころから変わらってないんだなぁ。
今となってはやや腹黒くも感じられる、いじわるなからかい方もおんなじだ。
今の私が見ているのは、あのころの彼の面影なのだろうか。
初恋の彼の、乾いた声。きれいな手。
記憶の中の彼は私と同じくらいの背丈だけど、今の彼は私よりも10cmも背が高い。
彼はやっぱり私のあこがれの人だけど、私はやっぱりいつになっても彼女の子にはなれないみたいだ。



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