Noir/ Rouge noir
diary indexpathos*eros*


2006年10月23日(月)

私は多分、今まで幾つも目の前に
「靴」を出されていたと思う。
まろと兄さんがたくさんの「靴」を私に出してくれて
「これを穿いて歩いてみろ!」
「セレちんコレ穿いて歩くんゆ」
とさんざん言われていたにも関わらず、
私は「靴」を見ないで兄さんとまろに甘えて
「やだ〜、やだ〜。兄さんだっこして〜」とだだをこねていた。
寧ろ兄さんとまろが差し出してくれた「靴」なんか
視界に入ってなかったわけ。
やっと私は兄さんから出された「靴」を穿いた。
「セレちんにはこれを穿いてもらう」
と出された「靴」に、私は遂に目を向けて、
兄さんとシヅカちゃんに助けられて「靴」に足を通した。
まろは後ろで様子を見ている。
二人に支えて貰って立ち上がった。
私は「靴」がすごく気に入ったし、
これを穿いて歩いていくことに決めたよ。

それからあとのことは、私にもまだ解らない。
とにかく、素敵な「靴」は手に入った。
膝を落とさないように、歩いていきたい。
いざとなったらまろの腕に縋ればいい。


荒井慶騎と世都セレナ