Noir/ Rouge noir
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2006年01月21日(土) 短編小説「おととい」/世都セレナ

<おことわり>弟(慶騎君)が先日ここに掲載した作品
「アメジストの姫君」に対して、
私もエッチな小説(と言うと慶騎君に怒られますが)を
書いてみました。飽く迄「小説」です。

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小説「おととい」


城崎(きざき)が椅子にかけたので、私はその上に座った。
城崎と顔を対面させて、彼の腰に脚をからませる。
そのまま、彼の背中に腕を預けた。
城崎は私の理想にかなり近い。
黒髪長髪で、ヒゲを生やしているし、第一マゾだ。
容姿は黒髪長髪ヒゲということしか好みではない。
私は、もっと、細面で目が鋭い方が好きなんだけれど。
それに引き換え、私は城崎の理想そのままだそうだ。
面映いけれど、太り肉(ふとりじし)で
下半身にヴォリュームがある私の体型は、
下半身フェチで大きな御尻に熱狂している城崎にはタマラナイのだそうだ。

この10年、彼氏がいない日は城崎とこっそり遊ぶことにしている。
なかなかウシロメタイので、
城崎のことは滅多に人に言わないことにしている。
城崎は基本的に無職で、お金がなくなると
肉体労働やバーの用心棒の仕事をしている。
そういう生活だから、私が誘えばすぐに迎えにくるのだ。
連れ回して荷物持ちをさせるだけでも、城崎は満足らしい。

だけど、御褒美として、城崎が住んでいる下井草の部屋をたまには訪れ、
ふたりきりで過ごすことにしている。
「きざっち、いつもありがとう」
そう言って城崎の首に抱きつくと、
城崎はそっと私の腰に腕をまわしてきた。
「あっ、よろしいでしょうか?」
「いいよ。御尻触っても良いんだよ」
「ありがとうございます」
そう言ってるはしから、(着衣のままだけど)
私の股間に当たっている城崎のあそこはすごく固くなってるの。
私は、それがすごく嬉しい。
世の中に私で興奮する男の人が存在するんだなあって、ほっとする。
そういうときは、「私も生きてて良いんだ」と思える。
城崎の掌が、私の御尻をしつこく撫でている。
我慢できるかなあ?
まだ私と城崎は肉体関係がない。
城崎は私の奴隷だから、エッチはなしない。

城崎の手が、御尻の間までいじろうとしている。
それくらいのおいたは、赦す。私も気持ち良いわけだし。
「…いいよ、そこも触りたいんでしょう」
あ、でも。濡れると、下着と服まで汚しちゃうかも。
「ちょっと待ってね」
私はそう言って、下半身だけ裸になって、もう一度城崎に騎り直した。
城崎は感極まったように、私の名前を呼んだ。
それから、私のむき出しの太腿から撫で始めた。
城崎のジーンズ汚しちゃうなあ。でも、いいや。
私のだから、城崎にとっては汚いものじゃないよね?

私は身体を捻って、テーブルの上の
いちごみるくのキャンディを口に入れた。
「きざっち、おいしいの、あげるね」
「はい、ありがとうございます」
城崎の呼吸はすごく乱れてる。
いつもやってるように、ひとしきり舐めたあとの
キャンディを城崎にあげる。城崎の顔を見下ろして、
私のよだれにまみれたいちごみるくのアメを、城崎の口の中に落とす。
わざと、キャンディが完全にくちのなかに落ちた後も、よだれを垂らした。
目を開けて城崎を見ると、城崎は目を閉じて恍惚としていた。
それを見ると、私もすごく気持ちよくなる。
私のよだれなんか、くちのなかに入れられる男の人がいるんだ。
それどころか、私のよだれは彼にとっては「あむりた」らしい。

私も生きて良いんだ。
城崎がここまで喜んでくれるってことは、私にも生きる資格があるんだ。
城崎の手は、私の御尻をなで回していた。
すると指先がまた、裸の御尻の間をいじろうとしてそろそろと動いている。
「良いよ」
「ありがとうございます」
城崎の手は私のそこにまで伸びてきた。城崎の手がぬるぬるする。
それから城崎は、その指先で、後ろの方の入り口をいじる。
私はいつも通り、それですごく感じてしまって、声を上げた。
それが、いつも恥ずかしい。

「きざっち、アメもう終わった?」
「はい、終わりました」
「じゃあ、クリちゃん舐めて。」
「はい、舐めさせて戴きます」
それからあとのことは、恥ずかしいから内緒にするね。

だけど、今日も城崎は私のあそこに入って来ることは赦されなくて、
自分で始末するしかなかった。
城崎はそのあと、ていねいに優しく私のあそこを拭いてくれた。
いつもありがとう、きざっち。






荒井慶騎と世都セレナ