####【みぃ♪の閑話休題】####
2017年はやっと勉強から解放され、自由を謳歌しました!映画も久し振りにたくさん観た! 時々、blog+twitter書いています☆  

2011年02月18日(金) 『エリックを探して』

エリック・ビショップ(スティーヴ・エヴェッツ)はマンチェスターの郵便配達員。
2度目の妻の連れ子、ライアン(ジェラード・キーンズ)、ジェス(ステファン・ガンブ)との3人で暮らしている。
交通事故を起こしてしまったエリックは、好き放題に振舞う子供たちに手を焼き、失意の中、自室でサッカーのスーパースター、エリック・カントナのポスターに向かって話しかける。
すると背後から、“君はどうだ?”と尋ねる声が。振り向くと、そこに立っていたのはカントナ(エリック・カントナ)本人だった。。。

大好きなケン・ローチ監督の作品。

「ケン・ローチ初のコメディ」なんてふれ込みだったから、どんな面白い映画かと思ったら、なんてことない、コメディは全体の20%ぐらいで、残り80%はいつもの社会派だった。

外国の映画やドラマを見ていると、「離婚」「再婚」「連れ子」は珍しくない展開。

今作も、主人公エリックは2番目の奥さんの息子2人を育てている。
でも、肝心な2番目の奥さんはいない(多分、子供を置いて出ていっちゃった?)

この息子2人がどうしようもないワルで…。
まぁ、お母さんが再婚して新しいお父さんが出来て、でも母はいずこへ…新しいお父さんに育てられている・・・。
この環境に身を置いて、真っ当な道から反れてしまうのも分からなくもないけど…。

「きっと、根は良い子なんだけど、その環境がゆえに悪い子になってしまい、悪の世界からどんどん抜け出せなくなる」
この辺りの描き方が、さすがケン・ローチ、本当に上手だなぁと思いました。

ベースになっているのは、このワル息子2人との暮らしなんだけど、そこに、最初の奥さんリリー(ステファニー・ビショップ)+自分の娘サム&孫デイジーも登場してきます。

子育てしながら大学に通うサムの為に、リリーと交替で孫の子守をするエリック。

冴えない毎日に加え、頭を悩ませる息子2人の問題…それとは対照的に、昔と変わらない美しいリリーを見て、日々、ポスターのエリック・カントナに相談する日々。

本物のカントナとのやり取りも、見ごたえがあり、ラストはほとんどコントのようだったけど、どんより感がなかったのが救いだった。

会員になっている、いつもの小さな映画館で鑑賞。

相方が「マンU時代のエリック・カントナを知っている」と言ったので、誘って珍しく2人で見てきました。

マンU時代の映像もいっぱい出てきて、サッカーファンにも楽しめた様子。

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■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『SP』
『奇跡』
『ミスター ノーバディ』
『大鹿村騒動記』


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書き手: みぃ♪
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