| 2007年11月03日(土) |
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』 |
昭和34年。 東京オリンピックの開催が決定し、日本が高度成長時代に向かって走り出していた。 黙って去っていったヒロミを思い続けながら、淳之介と暮らしていた芥川のもとに、川渕が再び淳之介を連れ戻しにやって来る。 人並みの暮らしをさせることを条件に淳之介を預かった芥川は、安定した生活をするために、またヒロミに一人前の自分を見せるために、一度はあきらめていた“芥川賞”の夢に向かって再び純文学の執筆を始める。 一方、鈴木オートでは、六子も一人前に仕事をこなせるようになり、順調に取引先が拡大し始める。 そんなある日、鈴木家に親戚のミカが加わる。。。
2年前のレポに、「掘北真希ちゃんという女の子を初めて見ましたが、素晴らしかったよ!」と書いたけど、やっぱり今回も六ちゃんが良かったです。 東北から出てきた初々しさを残しながらも、仕事を身につけて、ちょっぴり都会の女の子に慣れてきた雰囲気が凄くよく伝わってきました。
普段、テレビドラマを見ない私は、掘北真希ちゃんを見るのも2年ぶりなんだけど(彼女の他の作品を見た事がないので、決め付けるのはよくないけど…)彼女にこんなに合っている役はないんじゃないかなぁ。
今年は、昭和に直すと82年です。 映画の舞台は、48年も前…。
人々の暮らしは、今よりもとってもシンプルな毎日だったと思います。 しかし、“それしか選択肢がない”という状況の暮らしでも、決してモノトーンな日々にはならない。 “それ以外の選択肢が山ほどある”現代の暮らしの方が、モノトーンな日々に陥りやすい。 便利なモノは山のように増えたけど、人はモノではなく、人と繋がって生きていくんだなぁと感じました。
新しく鈴木オートに加わったミカの展開を含め、吉岡くんと小雪のエピソードも上手にまとまっていて、ステキな続編でした。
堤真一演じる鈴木則文が、亡くなった戦友の亡霊と会話するシーンがとっても印象的。 高度成長と言う反面、昭和30年代がまだまだ「戦争」の息遣いを感じる時代だったんだなぁと思いました。
♪BGM♪〜『My Song』by:Keith Jarrett Quartet
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