日記×エッセイ...みち

 

 

0歳人の視線。 - 2007年02月19日(月)

昨日、木田恵子さんの「0歳人・1歳人・2歳人」という本を読んで、わたしにとってとてもおもしろかったので、木田さんの著書を2冊図書館で予約して、4冊購入手続きをすることになりました。
読みまくるっ!

で、そんな状態でいた時に、友人のくらげさんのブログで少し考えさせられる記事が書かれているのを読みました。

その記事の中で書かれている上司のお1人の方については、わたしはどんな方かわかるのですが。

ああ…この方は0歳人だよね…と思ったのでした。

ちなみに簡単に説明。↓

0歳人。
胎児の時代や出産状況、0歳時期に悪い状況(母乳の飲みそこないとか接触不足)に置かれると、存在そのものの否定を感じて、無意識(本質)的なところが受身になるというもの。

1歳人。
ハイハイからよちよちと動き出すことで、自分の力を過信、無力を認めたくない傾向が出る1歳くらいの時期に、親の方で他者の方が悪い(柱にぶつかって泣いていたら「悪い柱だね〜」となだめるなど)ような接し方をすることで、その傾向が助長するというもの。

2歳人。
良く出れば、明るく無邪気で活発。現実的で充分な能動性があるゆえに、行き過ぎると利己的独善的になるというもの。排泄のしつけがかかわっているそうです。

自分が読んでおもしろかったので宣伝しますが、興味を惹かれる方は詳しくはどうぞ本を読んでみてください。「専門的!」というより読み物感覚で読めます。


さて、話を戻しまして。

わたしは昨日の日記にも書いたように、自分は0歳人だと思います。
なので、友人のブログを読んでいたら、どきどきしてしまいました。
「すみません…うちの国の者がご迷惑をかけているみたいで…」と、なんだかおずおずしてしまう感じ。

そして読み終えて思ったことは、わたしも頭では間違っていないものだと思うものだけれども、それは有効な手ではないのではないかなというようなこと。

その方を0歳人だなと思うのは、どうしてそう行動するのかっていう意味がわたしが想像しやすいというのと、わたしもその記事でなんとなく反省してしまうというのと。(わたしに言っているのではないのに)
それからもうひとつ、わたしが「2歳人よりの1歳人」だと思っている人と出かけた時のその方が…、もういいように振り回されてですね。「もう、そんな後をついていく必要はないんじゃないの?」と思うくらいでですね。気ぃ遣いなんだろうけど…。うーん。
(わたしなら、2歳人的な方に対しては「勝手にどうぞ」と放ってしまう)
そういうことを思うと、わたしよりも濃い0歳人だと思われます。

本を読んで納得していた部分なんですけれど、強烈な2歳人(わたしがよく使う「強いおばさんみたいな人」という言葉と同意)の方に対しては、強い下世話な言葉で言わないとわからないということで。
逆に、「どこか自分に自信がない」が根底にある0歳人は、弱い言葉でも結構な効き目であって。

それなので、脅すように言わなきゃわからない、という部分でとても気になってしまいました。
逆効果なんじゃないかなって。
あくまでわたしだったら、と想像するのですが。ちゃんと「頭ではわかる」んですよ。でも、それよりも「わたしの自己嫌悪を強く刺激する人だ」っていうものの方が上回ってしまうなあと。そうすると、警戒フィルタを通して物事を聞くようになってしまう。感情的なまま聞くようになってしまう。記事を読むと、フィルタもほとんど目詰まりしてそうな雰囲気だし…。
後輩1さんに「アナタがイジメているからだ」と言うことも、後輩1さんの言葉がその方にとって強い?のかな?、話を聞いていて自分もいじめられているような気持ちになる時があるから、そんな言葉が出たんじゃないかなと思います。

だから、もしかしたら内容はそのままで、伝え方を変えてみた方がいいかもしれないなと。

そもそも0歳人の人は、わたしもそうですが人の上に立って引っ張っていくことには適していないと思います。
学生の頃、真面目でそれなりに成績も取っていたため、そういう役目になってしまうことがわたしは何度かありましたが、…辛かったです。
たとえきちんと出来ているとしても自分だけの仕事ですら「よくやった!」なんてよくよく思えないので、その役をしている時の自分を思い出すと、きちんとやれたことでも気が重いです。

くらげさんの言葉を「そうかー、すごいな!その通りだ。」と、同じ0歳人のわたしがその上司の方に比べて向けやすいのは、やっぱり「友だち」だからというのも大きいと思います。
気持ちを開いているから、ものを聞ける。

「自分は0歳人性質で、自分よりも相手が現実的な思考をしている人で、自分よりもずうっと年下で、社会経験年数も…そして女の人で…」、って付属されていくと、…聞けなくなっちゃうのもわからないでもない…という気持ちが出てきます。それが正しいかどうかというのは別としてね。

だから、有効なのはなんだろな?と少し考えました。
その上司に意思を伝達する人選を、ちょっと気をつけてみるとどうかしら?少し違うかしら?なんて思いました。
人選で濃い0歳人を選ぶと、相手を汲み取りすぎちゃってこれまた伝達も出来ない可能性が大きいですが、逆にてきぱきと現実を見せられても受けられない気がするんですね。
なるべく相手(上司)が構えないで話を聞ける、薄めの0歳人や0歳人よりの1歳人がちょっとがんばれたら少しは聞けるんじゃないかしらと思ってみました。

困ったなあ。どっちもわかる…。

(いつもならコメントで書きますが、さすがに言いたいことが長すぎるので自分のところに書きました)


追記。
この話、なんとわたしの勘違いというオチでございました。最大の敵は0歳人の上司の方ではないとのこと!
メインの登場人物が変わると、同じ状況であっても意味が全く変わる。
うーん、また考え直しだ。どうにかしたいもんな…。
(耳が日曜という方はわたしにとって天敵となりやすいため、「考えたい」のは自分のためにという理由も大きい)


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