どうしよう今月あたりでゲームセット迎えちゃうんじゃ…と恐々ページを開きましたが、どうやらこれから最後の山場が来るようで、本当に嬉しい限り。 しかしながら今月は、明和・天童寺双方ファンにとって美味しい内容となってましたね!もう巻きに入っていると思っていたので、こんな土壇場に来てマンツーが始まるなんて予想もしてなかった!純粋に面白すぎる!
本編に行く前に、まずは盛大に突っ込んでおきたいページがあるんですが。
……それは、28巻発売告知ページ。 とてつもなく燃えなヒキで終わった今月の本編ページをめくった直後、それは訪れました。
飛びすぎな長瀬さんの横に、特大フォントでのアオリ文句が一文のみ。
―大丈夫だ 希―
うん、編集さんは確実に我々を笑い殺そうとしているね。 突っ込んだら負けだと思ったけど、今月はこれ見た途端、リアルに吹いてしまったので、悔しいけれどその時点で敗北を認めざるをえないところです。 全然大丈夫じゃないよ長瀬!この告知、少年漫画としてはアウト寄りだよ!しかしここまで突き抜けていると、我々を笑わせにかかっているだろうことは決定的。しかも長瀬以外の背景には画像処理がされてるほどの手の込みっぷりです。いい仕事してるなあ!ナイスファイト!! こうして長瀬悟が新たな伝説を築いてしまったところで…
■主役街道も邁進中! さてさて本編ですが、武蔵vs麻上のアダルトファイトはまだまだ継続中でした。 そして、今月も受け街道を爆走する麻上龍一。 冒頭、武蔵のダンクを浴びてフロアに沈む麻上の絵とか、エロすぎです。 そしてそんな麻上をニヤニヤしながら見下ろす武蔵の構図とか、いくらなんでもエロすぎです。普通に勃起してるだろコレ。 ついには長瀬に助け起こされちゃう、この鉄壁の受けっぷり。麻上ももう後戻りがきかないな… 武蔵を屈辱の表情で見上げる麻上のコマとか、とにかくぐうの音も出ないくらい完璧です。
武蔵と麻上の間に入り込めない空気を感じたのか、「リバウンド?何のこと?」とぼーっと見上げまくるだけの結城くん。 先月号の頑張りは、夏の蜃気楼が見せた幻だったようです。
■エースのお仕事 …と思ったら、さすがエース!大事な役目を果たしました! 麻上が告げるべきか否かを迷う中、起死回生を図るべく、麻上と同様の考えを抱いていたエースが口火を切ったのであります。
「マンツーしかないっす」
付け焼刃のマンツーが王者天童寺相手に通用するわけがないことは作中の流れ的にハッキリしてますので、言い出しっぺの希はもう、戦犯決定。 そうです。明和大日立の二年生エースは、自らを犠牲にして仲間たちを庇い、自主的に戦犯の役割を請け負ったのです。泣かせる話じゃないですか。
それにしても、マンツーマンDFは、武蔵を守る希が穴であることは明白。 自ら死地に踏み込む希を見ながら、「さすが明和エース…極Mだ…」と感心していたところ、 武蔵マークは、麻上でした。 これはもう、酷使されすぎて訴訟沙汰の域!
■スクールウォーズ 〜テキトー先生の一年戦争〜 ついに監督無視して、暴走を始めた明和大日立のメンバーたち(笑)。
それにしても、水戸の作戦は予想以上にステキでした。 「たいしたことない相手だな…と油断させといて…コソっと勝ちを奪えればよかったが」 セコすぎて爆笑。
ある意味アリだと思いますが、それを実現するには、明和メンバーには演技力が足りず、その上リハーサル不足でした。残念。 水戸と京南軍団がくっついたら最強チームができる予感がする。
■他、今月のピンポイント感想 ・マズイヤバイ連発の麻上(笑)。 ・水戸いいなあ〜。和むなあ〜。 ・「タイムアウトとってくれんかの〜」和むなあ〜。 ・マンツー言い出した時の希の瞳アップがよすぎる…! ・今月のサブアリーナ。何故ですか。蘭の顔が怖いです。 ・希と麻上。インサイド兄弟の強力タッグが最高すぎた。 ・交代での麻上の「だとさ…希」とかもうツボ! ・こうして明和内では生態系のトップに立ってる麻上が、剣相手だと押されまくりなのがモエすぎる… ・この試合、ゴロンゴロン床に転がされまくりなのに、ピンピンしている希は化け物か。 ・氷川はともかく、長瀬の空気化に誰か早く歯止めをかけてあげて下さい…
■魁!明和塾 〜青年よ、大死を抱け〜 さてさて、明和最後となる見せ場がやってきましたよー!!!(最後っていうな) 元々個々のDF力は高いので、即興のマンツーが割とハマり、ついにボールを奪う明和陣。 長瀬が、木下が、麻上が、それぞれフォローアップしながらターンオーバーまで繋いでいく過程が、胸を熱くさせます。
彼らの最後の大舞台。(だから最後っていうな) ここからはもう涙なくしては読めないシーンの連続です。
「結城っ、この攻撃、おまえが責任とれ!」 先輩たちが必死に繋いだバトンを、希に渡す氷川。 龍之介のマークを振り切るべく疾走する希にラストパスが入り、エース希に全てを託す明和メンバーたち。
木下(希) 麻上(希っ) 氷川(結城!!) 長瀬「決めろ!!希」
待望の得点シーン万歳!!!!!!!! うあああうああうあよかったあああああ!!!! 実はもうこのまま希の得点なしで終わっちゃっても仕方ないと半ばあきらめていたのですが、よかった!!!!! 満足です!毎回希が得点するたびに言ってきましたが、今度こそ思い残すことはない!報われました!ありがとうありがとう原作! レイアップでも全然いい!同じ得点だもの!
こうして、有終の美を飾ったエース結城希。感無量です。 最後最後言うなと思いつつ、どう見ても、『みんなの思いがひとつに!〜ご愛読ありがとうございました』的最終回の展開だから。(※しかも打ち切り)
お約束とも条件反射ともいう長瀬の「よく捻じ込んだ希!!」も本当に嬉しかった!麻上の無意識の笑みにも「わー!」ってなった。でもちょっと慣れないので怖い(笑)。
■俺達だって高校生なんだぜ!in王者 一方、今月は天童寺サイドでも花火が打ちあがりました。
格下チームとの対決であるがため、これまで余裕綽々で軽く流していた印象の強い天童寺ですが、彩⇔鎌倉の交代劇を機に、「俺たちも青春してこうぜ!」的スイッチが入っちゃった模様。
突然ですが「なんか楽しくなってきちゃった天童寺勢」を振り返ってみるコーナーです。
1.剣武蔵 ハイパー武蔵は今月も麻上モエ全開。わざと挑発してみたところ、ストライクな返答が返ってきたので、(いいねえーっ)とにんまりしています。射精5秒前です。
2.北沢龍之介 寡黙でクールが売りの龍之介までもが「出せっ鎌倉、俺がノーマークだ!!」と、もうノリノリ。
3.鎌倉元春、以下ALL 短い時間ながら、勝利に貢献しまくった鎌倉くん。彩との交代でフロアを去るその最中、 なんとスターター全員と爽やかなハイタッチ。 これまでサイボーグの如く感情を押し殺した生活を強いられてきた彼らだけに、内心では瑞穂みたいな青春全開なノリへの憧れがあったのでしょう。反動なのか、すごいことになってます。 特筆すべきは、相変わらずの表情で見送る裕太への愛情コンタクト。 なんかもう、天童寺メンバー全員のテンションが無駄に上がっちゃってます。どうしたんだキミら!(笑)
4.如月彩 あの生意気なクソガキに目にものを見せてやるぜと満を持してコートに戻った如月彩。そんな彼に「キミもこの波に乗っていこうぜ」とハイタッチの構えを見せる鎌倉。 しかし仏頂面に見えるだけで、誰よりもノリノリなのは彩でした。 鎌倉に気合い入りすぎなハイタッチを返し、メラメラ状態でいざ出陣!
ようやくコートに舞い戻ってきた天童寺エース彩を目にし、「なんか美形度がどんどんオレにおいついてないかコノヤロー」と元祖美形エース希が歯をギリギリさせていますが、来月からついに開幕するキャットファイト・真章がものすごい楽しみです!!
いやー今月は楽しすぎました。明和チームには感動をもらい、妙に盛り上がり始めた天童寺チームには笑いをもらいました。 ああ来月の彩vs希が楽しみー! 彩vs希ということは、沢登vs長瀬でもあるわけなのだからしてー!
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