“独言”
にゃちこ



我唯足知

高校の卒業アルバムを
久々に開いてみたら
寄せ書きの1フレーズに
こんな言葉が
書いてあった。

書いたのは、
当時50過ぎの
副担の先生。


我、唯足るを知る。


弱冠18の子供の私に
先生はちゃんと、
意味を合わせてくれていた。


「物欲をすて、心の満足を。」
ということです。

先生は、
もしかしたら
わかってたのかも知れないな。
寄せ書きってのは
18歳に贈る言葉ではなく、
卒業から月日が流れて
ふとページを開いた、
その時の
その人自身に
贈る言葉だってことを。



有難う、先生。

2004年07月09日(金)
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