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2010年11月07日(日) 4126



やっぱり決めた、ハトヤに決めた。
関西人にとってのハトヤー何となくCMソングを伝え聴いたことはあるけれども、それがどんなところでどこにあるのかなどは全くわからず、本当に存在しているのかどうかも謎な、幻のホテル。関東の人にきいてみても、CMは知っていても実際に行ったことのある人が周りにいない。その辺は関西での「有馬兵衛の向陽閣」「活伊勢海老料理 中納言」のような位置づけなのかと思う。

で、週末にサンハトヤに行ってきました。ディナーショー見てきました。西川峰子改め仁支川峰子さんが歌い喋り客席を巡り、合間に大連から来た(ほんとか?)中国美女が二胡と楊琴を奏で、いずれも舞台への登場は奈落からせり上がってきて、最後には真白き鳩の群れが舞台へと羽ばたき、もうこちとら口をあんぐり開けて拍手するしかなかった。ビール一杯しか飲まなかったのに、頭くらくらして部屋に戻ってすぐ寝てしまった。

他にもダンスホール(社交ダンスのね)があったり、大浴場の壁が一面水槽になってて魚が泳いでいたり、台湾からのツアーのガイドが絵に描いたような怪しい中国人だったり、ホテルの真下の浜には釣り人がたくさんいたけど釣れてるところを一度も見なかったり、どう見ても昭和を知らないであろう若者たちが「昭和っぽいよねー」と騒いでいたり、朝食バイキングはやっぱり食べ過ぎたり、いろんな意味でおなかいっぱいでございました。

ハトヤの前に「浄蓮の滝」に寄ったのだけど、浄蓮の滝と聞いたとたん、頭の中に「天城越え」が鳴り響いたのはすごい刷り込みだと思った。演歌に詳しくもなく、歌詞を覚えているわけでもないのに。で、実際どんな歌詞だっけと思って、帰ってきてから調べてみたら 誰かに盗られるくらいなら あなたを殺していいですか って、こんな怖い歌だっけか。うへぇ。浄蓮の滝は、立派な滝だった。特に滝の右側、水面近くの地層の出方が素晴らしい。


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