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2003年11月01日(土) 篆刻初体験

神田古書まつり。

神保町には仕事で縁があるんだが、古書まつりは行ったことがなかった。行ってみてびっくりだ。神保町にこんなに人がいるのは初めて見た。ほんとに「まつり」だったのね。

実は近所のはんこ屋さんの店頭で、古書まつりのイベントとして「蔵書印まつり・篆刻体験教室」があるとのチラシを発見していたのである。今回は古書ではなく篆刻目当てでやって来た。

こんなにおもしろそうなイベントなのにあまり人が集まらないようで、神保町の交差点で印章組合のおじさんが客引きをしている。印章会館のビルに入っていくと、まず篆書の先生が文字を書いてくれる。彫刻刀のような道具を借りて、その字に沿って石を彫ってゆくのだ。案外簡単に彫れる。夢中になってしまった。

素人だから、普通のはんこみたいに字の部分を残す彫り方ではなくて、字の部分を彫る。つまり押した時には字が白抜きになるってわけだ。それがまたなかなか味があるっていうか。

今回、名前の一文字を作ったから、来年もう一回行って残りの一文字も彫ってやろうかと思う。ただ問題なのは、うっかり蔵書印なんか押すと古本屋に売れなくなるってことか。


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