Diary?
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2003年01月04日(土) マキコマレ

新年早々、なんでこんなことに。ああ寒かった。

帰省していて、東京に戻ってきたのだ。実家を夕方に出発して、東京駅に着いたのは夜の9時半くらいだったかな。東京駅からようやく家の前にたどり着いた時のこと。
私が住んでいるのは都心といえば都心ではあるが、大通りから一本裏に入ったところなので、夜、しかもまだ正月休みともなればほとんど人通りは無いに等しい。そんな寂しい夜道をバッグ転がしながら隣の家の前を通りかかると、何か大きいモノが落ちていた。ん?と思って良く見たら、人だった。
新年会帰りの酔っぱらいが寝てるのか?この気温、外で寝るのはまずいでしょう。声をかけようと近づいたら、頭のあたりにとっぷりと血だまりが…。ひぃぃーっ!!

思わず後ずさりしながら「どうしましたー!だいじょぶですかー!」と叫んでみたらもぞもぞ動いたので、「そのままじっとしててくださいー!」と叫びながらうちの大家さんのところに駆け込んだ。大家さんに救急車を呼んでもらって、他の通行人も加わりつつ介抱してたんだけど、ベロンベロンの酔っぱらいであった。「どちらにお住まいですか」と聞いても「わからなーい」だし。でもそれが酒のせいなのか怪我のせいなのか判断できないのが怖くて。しかもスキンヘッドのおやじだったので、後頭部の裂傷とか腫れとかモロに見えてこっちは参ったが、当人はまったく状況把握してない。ちょっと油断すると「さ、帰ろう」とか言って立ち上がろうとするし、かと思えばまた路上で寝そうになるし。「おかんじょー!」ってなんだよ。まだスナックに居る気でいやがる。「今、車呼んでますから」とかなんとか(嘘じゃないし。)なだめながら救急車を待った時間の長かったことよ。

その酔っぱらいを救急車に乗せて、やっと私は部屋に帰れたのであった。
でもなー、夜道で血だらだらの人が転がってるのに遭遇するっていうのはとてつもなく恐ろしかった。当然だが。


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