にのらの日記

2010年03月21日(日) いささかうっとおしい漫画

にのらです。

↓夢も希望もへったくれも無いお話(本当に夢が無い)


注)天野先輩が渡英(外国行くっつってから)
注)あれから5年
注)ひとみが元気じゃない










エスカフローネ症候群







最初の予定を大幅に遅らせて
天野先輩がイギリスに渡ることになったのは、
私たちが高校3年になった頃だった

それから1年間

天野先輩について行きたいと
毎日泣いていたゆかりの決心は固かった





私は少しさみしかったけれど、うれしかった

ゆかりが幸せになるから?

・・・それもあるけれど。
ゆかりと天野先輩、あの時に私が確かにガイアに渡った記憶を
共有してくれている人たちが散り散りにならないことに安心したのも、少しある。

でもやっぱり誇らしい








ゆかりが旅立って
また時間が流れて行った

私は短大を卒業して、生まれ育った街を出ることになった











それでも私はこの想いを一生忘れることなんてできないでいるし
あの時、意地でもガイアに残ることを選ばず、あっさりとバァンの
手を離せたのは、想いが永遠であることを確信していたからだ



ただ















この駅ともお別れ

この駅で
テトラポットに座って
真っ白な羽を拡げたバァンの面影を探すことも



もう無い







あれから5年

私は毎日この駅で
バァンとおしゃべりをしていたの

たった5年



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