にのらの日記

2009年08月23日(日) ガガー・・・ン

にのらです。
銀歯が取れて、鋭利な奥歯が舌を切りそうでビクビクしています。
放置しておくと舌癌の要因になると聞いたことがあるので、
早く治しておかねばな!

さて。

インテにお店の留守番のお手伝いに行ってきました!!

そして初めてヘタリア本を買えてご機嫌でした!

もう、きっと会場が女版三日目に違いないであろうと思って
いましたが、まあ相違ありませんでした。でも頑張って
(昼過ぎに行ったからそんなに頑張って無いけど)スペインモテモテの
アンソロ等をしこたま買ってご機嫌でした。ふと隣を見ると、
あの超超有名なサークルさんがお馴染みの大行列を作っていて、

「お。これは人としてなんとなく並ぶとこやな!」

と思って見たら、【紙袋は無くなりました】と張り紙が。

ノー!悪友紙袋が超気になってたんだよ!!!(持て余すクセにな)

会場から出たらモザイク掛けたくなる紙袋を会場内で誇らしげに
持って練り歩く、それがイベントの醍醐味ですからな!

ヘタリア本はなんか競争率が高そうで、一生手に入らないという
妄想を持っていたので、手に入ってよかったです。



が、しかし!

ヘタリアを観た後、会場が向かいだったので5号館のジャンプスペース
に行って、久々に大好きなサークルさんのゾロサンを見たら
耐えられなくなって残金全て投じてあるの全部買いました!!!
やっぱり内容以前に表紙のセンスから飛びぬけている・・・。
そして肝心の内容に関しては、同人誌で涙がこみ上げるのは
後にも先にもこことイカレポンチだけやとにのらは思っとります…
うう…良い。やっぱり好き・・。大学時代から好き・・・。
間が空いちゃったのが悔やまれてなりません。
今度、ありったけの〜小銭をかき集め欠番を探〜し〜に行ーくーのーさー。


そしてうっかり読む順番を間違えて、ヘタリアの後にそんなゾロサンを
読んでしまったせいで、頭がゾロとサンジでグルグルしています。
ノ〜〜・・・。ヘタリアも大満足の親分天国であったのに、
〆をゾロとサンジにやられてしまった・・。ピクッピクッ・・・。

なんでこの人のゾロとサンジはこうも胸を締め付けてやまないのだ。
同じ人間に生まれながら神様はにのらにあんな感性を与えては
下さらなかったのを悲しく思うほどまでに…(はい思いつめすぎ)



そしてペルソナ4が貸し出されました。
逆裁4・ペルソナ・ノクターン・逆検・・・P4・・・
もうにのらのゲームノルマはパンク寸前です。時間がねえよ・・・。







君の手は いつも熱を持っている




雑踏の中、タラップを降りると懐かしい匂いがした。

抱えるように持っていたスーツケースを片手に持ち直して、
ロマーノはぐるりとホームを見渡した。つま先からムズムズと、
走り出したくなる気持ちをぐっと耐える。列車の中ではなんとか
おとなしく座っていたけれど、ここまで来るともうだめだった。

幼いころから慣れ親しんだ空気が
ロマーノの心を小さな子供の頃に戻してしまうのだ。



ロマーノがスペインの元に遊びに行く時決まって待ち合わせる駅は
いつもどおりの大混雑で、大荷物のロマーノが歩くのはかなり困難だ。
革の持ち手が食い込むのが痛くて当てていた白いハンカチが人いきれの中で
じんわり湿っていて、一人でいるのが少しだけ心細い気持ちになった。

手ごろなベンチに腰掛けてホームの大きな時計を見ると
予定よりも少し早く電車が着いていたことに気付く。

どうりでスペインの姿が見えないはずだ。

普通の待ち合わせの時は、スペインの遅刻を計算に入れて予定より早めの時間
で約束するけれど、駅に迎えに来てもらう時には正確な時間を伝えてまず間違いない。
なぜかいつでもきちんとホームに立ってくれているのだ。



それをいつも不思議に思って
食事の時の話のタネにヴェネチアーノにその事を聞いてみた。

「普段平気で遅れてくるのに変な奴だろ?なんでだろうな」

「大好きな兄ちゃんと別れた場所が駅だったから、そこで兄ちゃんに
何度でも好きなだけ出会えることに特別な意味を感じてるんじゃないかなあ?」

と彼らしいロマンチストな返事をくれた。


まさかスペインがそこまで考えているとはちょっと考え難い。
でも、もしそうなら、嬉しいと思う。ロマーノもまた、同じ気持ちだ。


ほどなくスペインは約束通りにやってきた。

「ロマーノ!電車早く着いてたんやなあ」

自分好みの妄想に浸っていたロマーノには、
少しだけ悔しそうに「もうちょっと早く来とけばよかった!」という
スペインの笑顔が「もう離れたくない」と自分に訴えかけているように
思えて仕方がない。頬が緩んでついでに目頭まで熱くなってきた。

だって彼の手はもうロマーノに伸びていて、早く早くとせがんでいるのだ。

気付けばロマーノの靴は元気よく床を蹴って、跳ねるようにスペインに
向かっている。こればかりは、仕方がないのだ。

駅は、特別なのだ。

昔、本当のお別れをした時から、お互いの体温を服越しに感じながら、
神様が永遠に時間を止めてくれれば良いのにと願ったのがまだ新しかった
この駅で、独立してから初めて再会できたのもまたこの駅だったから。



スペインで最大の駅の事を読んでいて、
ついでにスペイン語版のエルビスコステロのSHEがあったから
聴いていたら、なんか、こう、ムラムラしてきて・・・。
もう、永遠にイチャイチャするが良い・・・。


 < 過去  INDEX  未来 >


にのら [MAIL] [HOMEPAGE]