| 2005年06月21日(火) |
う・・・・・・・・・・ |
読みました。 勇んで読んで、途中で脱力しました。
祭ろうと思ってたんです。 最後と思ってなかったから。 いや、考えてみれば分かることやし、何よりそれなりに誌面に 出してもらえてよかったやん?って思わんでもないんですけど。
祭れない・・・ にのらには祭れません。
テンションを上げるに十分な要素はあったんです(ex.南)
でもやっぱりダメでした。 千石の口から最後って言葉を聞くと、ダメでした。 久々に試合をしている千石を見るに付けても、彼の妙に起伏の 少ない、鳥海がとうとうモノにすることのできなかった表現し難い 個性が没してしまってはいなかったと嬉しかった反面、成人でも いねえよこんな奴みたいなキャラが軒を連ねる中、彼が割と中学生 らしさを失わないでいたことで生じてしまった遅れにも似たものに 正直もどかしさなんかを感じてしまい、最後の「ワハハハ・・・」が 空っ風に乗って消えていく様なんかを想像するにつけても、さほど 盛者でもなかったのに必衰の波に載せられてしまった感が否めない っつうか。そうかそんな風に終わるのか・・・と空しくもあり。
まあダンボール背負って腕立てとかの意味不明なトレーニングシーン かれは解放されていたので、それを喜ぶことで収穫としようかと。
あんなに部員がいるのに、室町もいるのに、壇に後をまかせて 去っていくとことかは千石らしくてものすっご共感を覚えたんですが、 南に何か一言言わせてやりたかったですよね。
山吹中はテニプリ初期の、まだキャラクターの個性が、リョーマ 以外は理解の範疇にあった頃に登場し、理解の範疇内の一番極みの ところに常に在していました。つまり、受け入れられるギリギリの 個性を持っていたんです。にのらには。あの頃は菊丸も跡部も 自分のなかではちょっと個性的なキャラくらいのいいかんじの場所に いたんですが、千石はかなり際立っていました。常識的でありながら ちょっとスパイシーな感性なんかが魅力的やったわけです。 でも彼の行動なんかを深読みしていくうちに、次第に彼の個性に 隠されたナイーブな面が見えて来て(捏造ともいう)、もう好きで 好きでたまらんってな具合になったってわけなんです。正直 3次元が受け入れられないくらいのとこまで気持ちは旅行してました。
帰り道で読んで、少し泣きました。作品自体は一滴の涙も誘わない、 娯楽色の強い漫画と認識しているわけなんですが、それゆえに 想像が暴走して途方に暮れることもしばしばです。昔のRPGで、 その画面の単純さゆえに想像が膨らんでいったように、テニプリは 登場人物の心理的な部分が語られないが故に良い歳した会社員が 泣いてしまうくらいの読み応えを提供してくれているのでしょう。
山吹が敗退して、千石達の中学テニス人生も終わったわけですが、 考え様によっちゃ、全国大会に顔を出しているだけでも奇跡的なの かもしれなく、ありがたいような、でもいっそ知らない間に敗退 してくれてた方がなんぼか精神的に救われたような。複雑。 思えば長い間、なんやかやしながらも千石は常ににのらのココロに 生き続けているんやなぁと、久々にしみじみしました。
切ないなあ・・・。わかりきったことやけど、ホント切ない。
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