四畳半から那由他まで

es(エス)【MAIL

光の射す頃には
2001年08月04日(土)

”飯島愛『プラトニック・セックス』早くも文庫化!”
…っていくら何でも早すぎるだろ。
ハードカバーで買った人、どうなの?
微妙に、くやしいっしょ。

石川啄木の詩集を読んで、
短歌っつうぐらいだから、
もっと小難しい、
理解できぬやたら古い日本語で、
偉ぶってると思ったんですが。
生活に密着し、
理解りやすい日常語を使う短歌に、
なんや、すっげえ気分が合ってしまって、
「啄ちゃん、LOVE」
みたいな状態で。
この、でこちんの借金王の放蕩のとんでもねえ性格の癖して。
ちくしょう、うらやましいぜ。
この歌を啄ちゃんに捧ぐぜ。

啄ちゃんが
女陰(ほと)に手首まで入れてさ
目醒めさせたは誰の為なの

映画が観たい、
ビデオで良いから。
ゲームがしたい、
中古で良いから。
服が欲しい、
ユニクロで良いから。

死んだ後の後悔なんて、
馬鹿らしくて、阿呆くさくて、
絶対したくないよな。
だから生きてる実感が欲しいんだよな。
でも、たまにそれにふれるだけで、
いつもは頭の端にも浮かばないし、納得できない。
んなこと考えたくもない。

あの頃は、抽象的なことばかり言葉にしてたなあ。
あれからずいぶん経ったのかなあ。



BACK   NEXT
目次ページ