”飯島愛『プラトニック・セックス』早くも文庫化!” …っていくら何でも早すぎるだろ。 ハードカバーで買った人、どうなの? 微妙に、くやしいっしょ。 石川啄木の詩集を読んで、 短歌っつうぐらいだから、 もっと小難しい、 理解できぬやたら古い日本語で、 偉ぶってると思ったんですが。 生活に密着し、 理解りやすい日常語を使う短歌に、 なんや、すっげえ気分が合ってしまって、 「啄ちゃん、LOVE」 みたいな状態で。 この、でこちんの借金王の放蕩のとんでもねえ性格の癖して。 ちくしょう、うらやましいぜ。 この歌を啄ちゃんに捧ぐぜ。 啄ちゃんが 女陰(ほと)に手首まで入れてさ 目醒めさせたは誰の為なの 映画が観たい、 ビデオで良いから。 ゲームがしたい、 中古で良いから。 服が欲しい、 ユニクロで良いから。 死んだ後の後悔なんて、 馬鹿らしくて、阿呆くさくて、 絶対したくないよな。 だから生きてる実感が欲しいんだよな。 でも、たまにそれにふれるだけで、 いつもは頭の端にも浮かばないし、納得できない。 んなこと考えたくもない。 あの頃は、抽象的なことばかり言葉にしてたなあ。 あれからずいぶん経ったのかなあ。
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