今日は、58回目の終戦記念日だそうです。
終戦から半世紀以上経った今、戦争を鮮明に 記憶している人も随分少なくなり、毎年のように この時期には、戦争関連のテレビ番組が放映される ものの、無残で惨めな敗戦の傷跡を、今の日本人の 生活の中に見出すことは、難しくなっています。
勿論私も、戦争も戦後の貧しい日本も知らない、 豊かな時代に生まれ育った日本人ですが、この時期になると、 小さかった頃のことを、時々思い出します。
田舎では、ほとんどの家の玄関先で見られた、お盆の 迎え火や送り火とか、祖父の家の物置に捨てずに とってあった、満州から引き揚げ時に、唯一持っていた 古ぼけたトランクとか、戦死した人の名前を書いた灯篭が、 たくさん川に流れていくのを手を合わせて見ていたこととか、 戦争を直接知らなくても、今よりもずっと身近に、 戦争の影があったような気がします。
あと20年もすれば、戦争を体験した人もほとんど いなくなってしまいますが、そうしたら今以上に 何かが変わってくるのでしょうか。
時は流れ、人の考えも変化していくものだから、昔のことに、 いつまでも同じようには拘っていられない、と思う反面、 時代が多少変わっても、なかなか改善されることのない 人間の愚かさを思い知る教訓として、伝えていくことも とても大切なのかもしれないと思います。
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