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 生活綴り  咲紀




2003年12月04日(木)  彼の闇−怒鳴る彼と泣く事しかできない私−

前回の続きとなります

何が起こっているのか私には本当に理解できなかった。

ただ、床をじっとみて泣き出しそうなのを必死でこらえている
店員さんと怒鳴り散らしている彼だけはよく分かった。


私が部屋に戻った事は、彼は目の端で私を捉えて分かっていたが
彼は怒鳴るのを止めない


呆然と立ちつくしながら、怒鳴り散らしている彼の言い分を
聞いているとだんだん事態が飲み込めてきた。


要約すると、
私が入り口の方で携帯で話している間、20分以上経っても
飲み物が来ないことを不審に思った彼が部屋の前を
通った店員さんに「まだ、こないんです」と尋ねたところ
「確認します」と言って、いったん店員さんがさがり、
確認したところ、オーダーが通ってなかったようである。
そして、オーダーの紙もなくした様で。。その事を店員さんは

「オーダーの紙がないみたいで、通ってないみたいです。
 もう一度、お願いします」

と言ったらしい。

彼はこの事にきれた。

待つことが嫌いな彼が、待たされただけでも機嫌が悪いのに
「ごめんなさい」という謝罪の言葉がないということに
一番腹を立てていたようだ。

彼の気持ちは分かる。
「でも、」という気持ちが私にはある。

私が戻ってもまだ怒鳴り散らしている彼に

「もう、いいやん。ねっ。ワザとじゃないんやし」

と取りなしても、

「咲紀さんは黙ってて。口挟まないでくれる」

と言って、話はヒートアップしていつのまにか
「責任者をつれてこい」という話になっている。

こうなると彼はもうとまらない。
私が何を言っても、もう無駄。

過去にこれと同じ経験を何度も私はしている。

最後の悪あがきに

「ねぇ、もうやめてよ」

と言ってみたがやっぱり無視された。


あきらめに似た気持ち同時に涙が溢れだした。

「今日は私の誕生日のお祝いなのになんでこんなにきれるの?
 そんなに気分害したなら、店を変えたらいいだけの話やん。
 お願いだからもう、そんな怖い声ださないで。
 早く優しいいつもの貴方に戻ってよ」

って言いたかった。

でも、出てくるのは涙だけ。

その涙をどう思ったのか彼は

「別に咲紀さんを責めてないでしょ?
 それなのになんで咲紀さんは泣くわけ?
 
 というより、なんで咲紀さんはさっきから止めに入ったりして
 こっちの味方になってくれないの?
 
 正直言って、気分が悪い」

と言って、結局は店を出ることになった。



「うん。そうだね」
と一人でつぶやいて、頷いた。


これが私の「22才」のお祝いの日だった。



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