竹炭・竹酢液の無限窯 Top | 無限窯 | 竹炭 | 竹酢液 |  | ショッピング | おすすめ | 日記
リンク
 | 掲示板 | サイトマップ

おさむ日記
窯主のノンキな炭焼き生活日記
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2001年03月20日(火)   春の分け目

旧暦二月二十六日 春分

今日は二年前に他界した父の発ち日でした。

父はほんとにやさしい人でした。
やさしすぎて、何かとはっきりと口に出して言えない性格でしたので、ストレスも溜めてこんでしまってたようで、胃がんを患って亡くなりました。

末期になってからガンとわかり、病院にそのままかかるか、自然な治療をするか、ガンを本人に告知するか、いろんなことを母と姉と、また父とも話し合いました。

私は自然な治療が一番いいものだと思ってましたので、それを強く薦め、告知のことも本人が知って自分で選択するべきだと思って、母と姉と長く議論しました。

それもこれもすべて私の思い通りにならなかったです。
何がいいかなんて誰かが決めつけるものではない、と思い知らされました。

私の「思い通り」は自分の思い上がりだけで、なにも父のことを考えたことではなかったのです。
父は自分の想いのままに過ごしました。
そこがとっても大切だったんですね。

告知は結局しなかったのですが、今思うと、父の場合は知らなくてよかったんだな、とつくづく思います。それもどっちが正解だなんてないんでしょうけど。

この梅の咲く、春の分け目の日に、父のことを振り返って、いい父を持ったことを再確認しました。


 < 過去  目次  未来 >

My追加
大谷おさむ [Mail]


Thanks to

Top | 無限窯 | 竹炭 | 竹酢液 |  | ショッピング | おすすめ | 日記
リンク
 | 掲示板 | サイトマップ 

竹炭工房 無限窯

Copyright(C) 2001-2008 MUGENGAMA All rights reserved.