ちゃーむす日記
ちゃーむす



 セピア色

久しぶりに両親に会った。
何気ない会話、何気ない態度の私。
つかの間のふれあいだったのに、落ち着いて会話もできなかった。

彼らと別れ、車を一人走らせた。

ふと、呼んでみたくなった。

(おとうさん、おかあさん)

無性に、呼びかけたくなった。

「おとうさん、おかあさん!」

ハンドルを握ったまま、呼んでみた。

・・・なぜだろう?

涙があふれた。

「おとうさん、おかあさん!」

涙が、止まらない。

何回も呼んでみた。

涙がとめどなくあふれてとまらない。


「おとうさん、おかあさん」

こんなにストレートに、あなた達のことを呼んでいた私は、いつのまにかどこへ行ってしまったのだろう?
無邪気に、あなた達を追いかけていた私はどこへ行ってしまったのだろう?
素直に、あなた達に甘えていた私はどこへ行ってしまったのだろう?

「おとうさん、おかあさん!!」

「おとうさん、おかあさん!!」

時は過ぎ、私は大事なものを忘れかけていたようだ。

涙は、あふれる。


私は、あなた達の子供です。
あなた達に可愛がられて育った、子供です。

「おとうさん、おかあさん」

あなた達は、私の大切な宝物です。

「おとうさん、おかあさん」

もう一度、あの頃に・・・戻ってみたい。

セピア色したあの頃に・・。







2002年04月02日(火)
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