私事蒐集アパシー。

擦り切れて繰り返すもの。
繰り返し擦り切れるもの。

割り裂き生まれては伸びる。
吐き散らす其れは音も見えない。

一を減ずれば失われて疲弊のみが嵩む。

迫る仄かになど目もくれぬ忌むべき人よ。
定員の崩壊若しくは停止線の磨滅を疑え。

草の萌えるならば零す赤を愛しく想う。

立ち尽くしたままの色に届けに行くもの。
握り潰した柔さに背を向けたのならば。

昇る季節には空虚の是非を。

零と壱の綴れ織。
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