「キモチワリィんだよ、このうじ虫。」 「掃除機なんてかけやがってうるせぇんだよ、ばばぁ。」 「必死でモップがけしてんじゃねぇよ。」 「アンタの電話の声聞いてると気持ち悪くなってくる」
ウチの職場で毎日、まるでホカのみんなにわざと見せるようにして こう言われている人がいます。 いや、こう言う人がいます。
そうです、イジメです。
36歳の女課長が、38歳のパートさんに向かって 毎日毎日吐く言葉。
それでもこの、パートのTさんは毎日ニコニコと一番元気です。 「おはようございます!」「おつかれさまですっ」 誰にでも率先して元気な挨拶をするのはTさんでした。
でも、今月一杯でやめてしまいます。 一年以上も、このイジメに耐えぬき、そして出した結論です。
すごいです。すごい事です。
やめなかった理由。 「つらいからと言ってコロコロと仕事を変えるのはいい事だとは思わなかった」
やめる理由。 「コレ以上ココにいても私は伸びない。限界だ。 そして課長が私に浴びせる言葉を毎日聞いているみんながかわいそうだ」
確かに、Tさんはわからない事を聞いても無視されて何も教えてもらえない。 そして彼女が犯したどんなに小さなミスに対しても まるでTさんが人殺しをしたかのように罵声を浴びせる課長。 バカだ、うじ虫だ、キモチワルイ。
・・・・・・ミスするのは当たり前だ。 だって、勉強しようと吸収しようと努力しているTさんは 「仕事を教わる」事すら許されなかったからだ。
「私がいると課長の機嫌が悪くなってみんな、つらい。 今までずっとごめんね。」
確かに、Tさんの姿を見ただけでこの課長はあきらかに機嫌が悪くなり 誰もにヤツ当たりをする。 感情のコントロールが聞かなくなった虎みたいだ。 彼女の本能は留まる所を知らずに 受話器のムコウのお客様にまでヤツ当たりをする。
なぜかこの課長が会社の中で大きな権力を持っており 彼女の気に入らない社員を潰している。 イジメの対象になるか否かは 「気に入るか、気に入らないか」それだけだ。
そんな上司にしきられている社員が日々、何よりも必死になることは 「どうすればいつまでも気に入ってもらえるか」、だ。
この課長のような人に気に入ってもらおうと必死になる 社員たちのやっている事のなんとレベルの低い事か。
そしてここまでくればもう当たり前のように 社員達は自分より後に入ってくる社員をイジメる。 仕事を教えない。 わからないこと、できなかった事に対して罵倒する。 ののしる。 すごいコトバで、すごい目つきで。
そして、社員達の目が灰色になっていく。 あたしは今年はいってきたたくさんの新入社員さんの 笑顔と言うのを、見ていない。 本当に驚く事に一度も、見ていない。
みんな無表情で歩いてる。 みんな機械のように食事をしている。
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なんと幼稚な会社なのだろう。
「社会っていうのはそういうもんだって」
こういうもん。 そんなコトバを言う人間に、皆いつどこで、どこからなったのですか。
会社と合わないだとか、やりたいことが違うだとか、 そんなこと以前に、
あたしは人間として間違った生き方をするつもりはありませんし そうして生きのびている会社を
よくしよう、と 努力する力と時間はありません。
残念ながら、関わりをたつしかないようです。
「こんなトコロから解放されたい」 「やめたい」 「もういやだ・・・・・・」
誰もがそう言いながら 同時にこう言う。
「やめられない」 「でも・・・・・・」 「今更転職なんて・・・・・・」 「だって課長に言えない・・・・・・」
見切ったら、もう次のステップを考えること。
「長くいなければ得られない大切な事はある」 本当にそうである世界と、そうでない世界の 判断が、大切です。
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