今日の山中家の晩御飯はおいしいキャベツ炒めと とんかつでした。 とってもおいしくて幸せだった。 そんな幸せな夕飯だったのであたしは食べるのに夢中で無口だったのですが 自分の中で静かに幸せを迎えており これまた静かにハイテンションだったため。
父輝雄がキャベツにはしをのばすたびにあたしは、 「キャベツです。」
つけものにはしをのばすたびに 「つけものです。」
・・・・・・それも、目線は自分のゴハン茶碗からそらさず、 さらに自分ももくもくと食べながら誰とも目線をあわさずいうのです。 そして「キャベツです」の「です」を気持ち悪くあげながら 裏声で言うのです。
母厚子がお茶を飲むたび。 「お茶です。」
父輝雄がごはんのおかわりに立った時は 「おかわりです。」
箸をオトシした時は 「はしです。」
輝:「わさび漬け食いたいなぁ」
「わさびです」
すると。
「うるさいっ」
・・・・・・怒られました、父輝雄に。 本気でうるさがっていたので さすがに「怒ってます」とは言えなかったあたし。
母厚子はあたしがヘンな声で言うたびゲラゲラ笑ってます。 「なに、その声!ぎゃははははっ」とか言いながら。
父輝雄を怒らせてしまったためしばらく控えていましたが。 母厚子がごはんのおかわりに立ちました。 厚子の後姿。 ごはん、よそってる・・・・・・言いたい、い、言いたい・・・・・・ えいっもう、我慢できないっっ
すかさず、茶碗から目をそらさず言いました。
「・・・・・・スカートはユニクロです。」
ピキッ
輝:「いいかげんにしろっ」
・・・・・・わかっていたけどヤッパシ怒られました。
ていうか、あの、声。 自分でいうのもアレですが相当オモシロイです。 オカマみたいな裏声と太い声が合わさったようなうわずった声を 無表情で視線を落としたままいうのです。 いや、聞いてもらえないのが悔やまれる。 自分で言ってて笑っちゃいそうになるけどそこをこらえ あくまで無表情で。
・・・・・・あたし、24にもなってこんなことやってていいのでしょうか(;´Д`)
|