思い、願い。。
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中学受験日記。 (上の子(娘)の受験は2004年2月まで)

中学受験日記から4年数ヶ月、その間、3人目出産、起業し・・・

2004年04月26日(月) 鬼母?

娘は気温が高くなった頃から毎日のように鼻血を出していて、気温が低くなった頃から鼻血に加え喘息が出ていた。

そして、土曜日の夜からかなり体調を崩し、夜も眠れない状態で苦しんでいた。

日曜日の日中は苦しみながらも宿題をしていた。

日曜日の夜から月曜日の朝にかけては、苦しくてほとんど眠れていない状態だった。

吸入薬を切らしていたので、テオドールとムコダインを飲ませ、ホクナリンテープを背中に貼った。
咳き込んで吐く、を繰り返し、明け方の数時間に深い眠りについた程度だった。

夜中、何度か、夜間診療に連れていこうか本気で考え、家の中をうろうろしていた。爆睡している夫を見つつ、彼に話しても車を出してくれないことはわかっていたし、寒い中タクシー拾って連れていくほうがかわいそうかもしれない、と、考えて&考えてあきらめることにした。


まだ娘が抱きかかえられるくらい小さかった頃、高熱を出してぐったりしてしまった娘を抱え、タクシーを拾って夜間診療所に向かったことがある。途中で娘が吐き、車内を汚してはいけないと身体で受け止めた。夫婦揃って子どもを連れてきている人がうらめしく、家に電話して夫に迎えに来てくれるよう頼んでみたが、「無理だよ。テメーでタクシー拾って帰って来い。」と言われたんだっけ。私の身体からはゲロの臭いがプンプンしている。毛布にくるんだ娘をしっかり抱きしめながら、なかなか来ないタクシーを待ち続けたっけ。当時から比べたら、夫は随分優しくなった。



朝はいつも通りに起こし、制服を着た後に鼻血を出し、制服を汚してしまったので、洗って乾かして着せた。

朝食は一口食べると残し「もういらない。」と言った。


玄関先で「気持ち悪い」と言ったが、

娘は友達に、ある物を持っていく約束をしていて、持っていかないと友達が困ることがわかっていたため、
「約束したんだから行きなさい。○○ちゃんが困るでしょう?学校へ着いて渡したら保健室で寝てていいんだから。」
と言い、娘は学校に向かった。


早速、学校にFAX。

担任の先生と保健室の先生宛に。


○喘息で夜も眠れていない状態だが本人がどうしても行きたいというので行かせること。
○途中具合が悪いようでしたら保健室で休ませてくださいとのこと。


8時過ぎ、娘から電話(公衆電話)。

途中下車して吐いたという。

「制服は汚れてないの?」

「汚れてない。」

トイレで吐いたようだった。
大人になったじゃん。

とにかく頑張って学校まで行きなさい、と伝えた。

1時間近くもその駅で苦しんでいたようだった。

でもせっかく半分の地点に行ったのだ。
あと半分頑張れ!という気持ちだ。


学校に電話する。

○具合が悪く、まだ途中の駅にいること。


私はどうしても外せない仕事があったので、仕事場に向かう。
ホームページ制作のため、取材をしなければならないのだ。
モデルさんもライターさんも来るし、休むわけにはいかない。

電車での移動のため、現地に着いてからまた学校に電話してみる。
まだ着いていないとのこと。

10時過ぎ、やっと娘から電話。
家から出て3時間以上が経っている(いつもなら50分くらいで着くんだけどね)。

今、学校の最寄りの駅に着いたとのこと。

「よく頑張ったね。先生には伝えてあるから。そのまま保健室に行っていいからね。頑張って学校にたどり着くんだよ。」

学校に電話。

今、駅にいること。


仕事が終わった3時過ぎ、保健室に電話。

ずっと具合が悪かったようで寝ているとのこと。


学校近くの駅まで迎えにいくことになり、着くと、改札口に、娘は友達と一緒にいた。

「いい友達持って幸せだねえ。○○ちゃんが友達でいてくれてよかったねえ。」



なんでも、朝の時間に、娘がどうしていないのか聞いたら、先生が「○○さんは途中の駅で具合が悪くなって倒れた。」と言ったようで、みんな心配していたらしい。娘は2時限目の途中に教室に着き、いつも仲良く?している男の子たちも、名前を呼んで励まして?くれた?とのことだった。休み時間に「友達に渡すべきもの」を友達に渡し、お弁当を食べる時間に具合が悪く、それからずっと保健室で寝ていたとのこと。

先生は、娘の近くに来る度に「無理して来なくてもよかったのに。」と何度となく言い、

保健室の先生と担任の先生が、「お母さんは4時過ぎまで仕事して来られないなんて・・・。」と言っていたらしい。

あのー、でもー、仕事ってそういうもんじゃあ?苦笑


自宅近くの駅からそのまま病院へ連れていき、吸入をし、医者からは
「無理をさせたからひどくした。」
と言われ、娘は「それ見たことか。」という顔をする。

あのねー、元はと言えば、あんたがあんな約束するからでしょうがっ!
これに懲りて具合の悪い時は気軽に引き受けたりしないことね。

マズイマズイと言いながら、吸入している娘に、ささやく声で言い聞かせるのであった。

ちなみに娘は、
「私に行かされた。」
と思っている。
いや、行かされた、と友達に言いふらしている。

翌日は学校を休み、その翌日は球技大会だが出たようだ。(後日談)
またまた先生に、

「来なくてもいいのに・・・。」

と言われたらしいが、娘のチームは勝ったようで嬉しかったとのこと。


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