思い、願い。。
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中学受験日記。 (上の子(娘)の受験は2004年2月まで)

中学受験日記から4年数ヶ月、その間、3人目出産、起業し・・・

2004年02月01日(日) 受験第1日目

行ってきましたぁ。
第二志望校へ。
なんだかすごく疲れたよ〜。
結局、昨日は8時には寝ようと思っていたのに、腹が痛くて何度もトイレに行き、胃も痛くなってしまったので、結局、映画「ラブストーリー」関連のサイトを観まくってた。日本のサイトでは飽きたらず、韓国サイトも探した。
でも、ブラウザが韓国語に対応してないから何が書いてるんだかさっぱり・・・。
ムービーを何度も観てた。
例えば
http://www.mattube.com/cf/episode03.asf
とか。
結局、寝たのは11時頃。朝5時過ぎに起きる。

ご飯と海苔となめこの味噌汁。
ニュースを観ながらのんびり食べている娘に夫は言う。

「大物だなあ、こんな時にもマイペースで。ぜんっぜんっ緊張してないだろ。」
「うん。」

昨日、言ったばかりなのだ。
「緊張」の二文字を言わないでくれ、と。
私が緊張するから・・・、と。
でも、それはむなしく崩れ去る・・・。

「その二文字は禁句だって。」
「いいじゃんなあ。緊張してないんだから。」

だから、そうじゃないだろーーー!!!

私のバクバクし始めた心臓は更に高鳴り、胸の皮膚を突き破って出てきちゃうんじゃないかと思った。

娘が着替えている間に
「私が緊張するから言わないでって言ったじゃない。ホント、頼むよ。昨日から腹は痛いわ胃は痛いわ、もうピークに達してるっつー。」
「いいよ、洗い物するから置いといて。」
「普段と同じことしてないと緊張して吐きそうだからやる。」
と、続ける。

夫はわかったみたいでもう何も言わなかった。


6時半には駅へ。
受験生が6人くらいいて、見知らぬ人も挨拶してくれた。

開門より早く着いたので控え室で待つこと15分。
先生や友だちが書いてくれた応援メッセージを眺めたりしていた。

「こんなに緊張しなくていいのかなあ。少しは緊張しないとだよね〜。緊張、緊張、緊張。」
「無理して緊張しなくていいんじゃないの?」

こっちが緊張するんだっつー。
ホント、羨ましいよ、こういう性格っ。
私なんて高校の受験で問題用紙前にしてペンを持つ手が震えたのになあ。

大まかな番号順で子どもたちだけぞろぞろと試験場へ。
校門近くは塾の先生たちで団子状態だったので、これじゃあ握手できないよなあ、精神的に大丈夫かなあ、と思っていたけど、案の定、握手できなかったようで・・・。

同じ教室に友だちもいたらしく、休憩時間にトイレでまた別の友だちと会い、結局、塾で同じクラスの仲のいい友だち2人に会えたようで嬉しかったみたい。
明日も会うかもしれないんだよねえ。

会えたということは、番号も近かったんだね、と。
親同士、出願時間頃に同じ空間にいたんだなあ、と。

終わり近くの1時間前に駅に行って帰りの切符を買い、駅ビルでいろいろウィンドウショッピング。
SK-2を眺めながら、テスターでいろいろ遊び、14,000円、たっけー(高い)と思いつつ、いつか絶対買うんだ、と誓うのである。だってテスターでつけてみても全然違うんだもんっ。

終了時間少し前に戻り、娘が出てくるのを待つ。

「お疲れ〜。」
「疲れた〜。出し切った。すっごいおなか空いた。途中でキットカット(昨日、頑張れ、と、金管バンドの先生からもらった)を食べようと思ったら入ってなかった。」
「えっ?入れたって言ってたじゃん。」
「入れたつもりだったんだけど、入れてなかったみたい。」
「そのショックで舞い上がってテストができなかったとか?」
「いや、それはない。ああ、ない、ってそれだけ。」
「じゃ、いいじゃん。明日持っていけば。」
「そうだね。」

家に帰ると、部屋はぐっちゃぐっちゃで、怒りまくり。
息子に怒りまくり、娘に怒りまくり。

ここで夫に怒りをぶつけると喧嘩になるので、子どもたちにぶつけると、夫は静かに自分が寝ていた布団をたたみ&押入にしまい、掃除機をかけていた。

片づけ、洗濯、皿を洗い、掃除機をかけ、娘と私の昼食(うどん)を作り、ネギと生卵、(昨日作った)煮豚、わかめを乗せ、テレビ(ものまね番組)を観ながら食べる。

5時半に朝食を食べてから、9時間ぶりの食事となった。
すっごい疲れた。

家にずっと居たんだからさ〜、せめて散らかさないでいてよ、と言いたい。いや、言いたいことは山ほどあるが、ぐっとこらえていた。今、喧嘩しても疲れるし。きっと夫は夫なりに緊張で普段通りにだらだらしていないと気が済まなかったのだろう。パソコンでずっとゲームしてたみたいだし。

友だちが貸してくれた「Dr.コトー診療所」の漫画を読むようにすすめ、私と子どもたちは「8時だよ!全員集合」のDVDを観ていた。やっぱり原点はここにあるんだよなあ。ナイナイとかの番組のタライが落ちてくるやつとかさあ。

子どもたちもゲラゲラ笑っていた。

それを観ながら息子の体操着袋のホツレを縫い、
「裁縫の苦手がママがあなたのためにこうやって縫ってるんだからね〜。ママの愛情の証ねえ。」
と言うと、
「裁縫の苦手なママが縫ってくれてるんだから感謝しないとねえ。」
と娘。
「自分で言うのはよくても人から言われるとムカツクんだけど。」
「あはは。」
うむ。

「そりゃあ、中学で5段階中、2だったけどねえ。主婦って大変ねえ。苦手でもやらなきゃならいなんだもの。ママってエライわねえ。」
と、自分で自分を褒める。
娘は笑っている。

それから、2回目の洗濯して〜、トイレ掃除して〜。

その間に息子は勉強をして、娘は1時間くらい寝る。

義父母が6時前に遊びに来てくれて〜。

明日の第一志望校合格のために、勝烈庵の「とんかつ」を買ってきてくれたのだった。

ほらねえ、よかったでしょ。掃除しておいて。
いや、実は昨日の夜に買ってくれるって話だったけど、本番の前日がいいって今日にしてもらったんだ。

義父母が買ってきてくれた「とんかつ」と「おぼろ豆腐」、昨日作った「煮豚」、「ほうれんそうサラダ」「きのこと水菜のスープ」でご飯を食べた。いっつも思うんだけど、食卓に座るのってみんなが食べ終わる頃なのよねえ。作って洗い物してだと・・・。

義父母が持ってきてくれた「イチゴ」も食べたい、と、娘が言うので、自分でやるように伝える。
「大丈夫なのか?」
と夫。
「大丈夫だよ、学校でだって料理してるんだよぉ。この前だってお弁当作って持って帰ってきたんだもの。洗うくらいなんてことないじゃんねえ。(娘に)」
「うん。」

ホントに、どこまで私がやらなきゃならないんだか。
やれることはどんどん子どもにやらせればいいのよ。

それから子どもたちに風呂入るように言い、食器片づけて洗い物して〜、洗っておいた子ども二人分の給食当番のかっぽう着のアイロンがけをする。

アイロンがけが家事の中で一番嫌いで、できることならやりたくはないんだけど、仕方ない。これだけはやらざるをえない。

本当にお疲れさまだった一日です。

10時には家の中は静まりかえり、一人こうやってキーを叩いている。
これからゆっくりお風呂につかって寝ようかな。

そうそう、娘の試験中、控え室で「壬生義士伝」を読んでいたんだけど・・・。
もう終わりのほうなんだけど、涙があとからあとからあふれてきて、人目もはばからず読みながら泣いていた。
喜一郎がお母さんに語る場面、なんとも言えません。
そして、佐助さん、映画と本と感じが違うんだもん。なぜなぜ〜?
斉藤一は20歳ちょいのはずなのに佐藤浩市さんがやったしねえ。
まあいろいろあるけど、面白いからいっかー。


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