思い、願い。。
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中学受験日記。 (上の子(娘)の受験は2004年2月まで)

中学受験日記から4年数ヶ月、その間、3人目出産、起業し・・・

2004年01月21日(水) 喧嘩したくないのに

一体、何度夫と喧嘩すればいいのだろう・・・、と思う。

あと11日・・・。

娘は今日学校で茶碗などを作ったらしく、残った粘土を持って帰ってきた。
自分のものに限らず、友だちの余りもあちこちから寄せ集めまたこれで作れる、と喜んで帰ってきた。

今日は塾が休み。
塾が休みの日は過去問をやることにしている。

が、彼女は粘土のことで頭がいっぱいである。
そして過去問をやり始めたであろう娘は、気付いたら寝ていた。

私はパソコンに向かって仕事をしていた。

それにしても静かだ。
左後方に座っているであろう娘の姿はなく、トイレにでも行っているのかと思った。

それにしても静かだ。

トイレを見ると電気はついておらず、娘の部屋をみると床で毛布をかけて寝ていたのだった。

唖然とした。

こんなところで寝たら風邪ひくじゃないか。
なんのために手洗いだうがいだと言っていると思っているんだ。
うたた寝して風邪ひいたのでは話にならない。
バカすぎる。

「眠いならベッドの上で寝なさい。」

「寝てない、寝てない。勉強する。しなきゃ。するのーーー!!!」

「そんなときにやってもちゃんとできるわけないでしょう。眠い時は寝なさい。寝て目が覚めたらやりなさい。」

「嫌だ。嫌だ。やるのーーーー!!!」

ふらふらしながら部屋が出てきてやろとする。

しかとして娘の部屋で折り畳みベッドを広げる。

「今やってもちゃんと解けるわけないでしょう。そんなの答え合わせするの嫌だよ。
この前だって寝ぼけてやってボケボケの答え書いてたでしょう?」

併願校の過去問だ。
今までボケボケの答えながらも合格点は達してきた。

だが今日のボケかたでは話にもならないだろう。

娘はなんだかんだうだうだ言いながら、

「やっぱりママの言う通りに寝る。」

「ああ、いい子だ。紅茶でも飲んで寝なさい。そしたら少しして目が覚めるから。」

少しぬるくなった紅茶を飲ませる。



夕方5時半、娘が起きてくる。

「ママの言う通りだ。寝たらすっきりした。」

過去問を始める。

夫が帰ってきて過去問が終わった頃にご飯の支度をして出す。

ビーフステーキ、ほうれん草サラダ、もやしのおひたし、アボガド、ねぎとろ納豆。

それぞれ山盛りにお皿に乗っているのに見事に無くなった。
すごい食欲だなあ、いつもながら、うちの家族・・・。

8時半、娘は粘土で遊ぼうとする。

夫が「何してるんだ。今そんなことやる余裕があるのか!」とまくし立てる。

これ、こういうことを言ってほしくないんですよ。

何度言っているの。
今はもう言ってくれるな、と。

私が甘すぎる、とか、性格が悪いとか、今更に遅いとか、うるさいうるさいうるさいっちゅーの。

今まで勉強なんて見てこなかったくせに今の時期になって言う資格なんてないはずだ。

今この時期にあーだこーだ言ってほしくないんだ。

受験に失敗したらいくらでも言っていいから、失敗したら私のせいにしていいから、
だから、お願いだから、今は私に任せてくれないか。

今はただ穏やかに当日が迎えたいのだ。

「一日中同じことなんてしてらんないよ。四六時中勉強しろなんて無理な話だよ。」

「やってないじゃん。俺はこんなじゃなかった。」

「パパはそんなじゃなかった。でも、あの子はパパじゃない。人それぞれ違うんだよ。
私はあの子を壊したくない。今壊れたら間違いなく落ちるよ。今までやってきたことがパアだよ。
そしたら私たちのせいだよ。」

「違うね、あいつのせいだよ。自分のせいに決まってるだろ。」

「違う。私たちのせいだよ。
今まで私に任せてきたならあと11日、黙って見ててくれないかなあ。」

必死だった、とにかく必死だった。

夫が娘を怒鳴れば怒鳴るほど、私が狂いそうになる。

このままでは私が壊れてしまう、と告げた。

ひどいことも言った。

何もしてこなかったクセに、とか。

夫は「誰のお陰で塾に行けたと思っているんだ。俺が働いて金ひっぱってくるからじゃないか。」と言った。

そんなのはわかってるよ。
そんな次元の話じゃないんだ。

「パパが頑張ってるのもわかってる。
とにかく今は黙ってみててほしいだけ。
パパとの間に挟まれて自分が壊れてしまいそうだから。
取り返しのつかないことをしてしまいそうだから。
とにかく今は黙ってみててほしいだけ。

それより・・・」

と、下の子の話を持ち出した。
今は下が気に入られているんだ。

下の子は朝ご飯を1時間もだらだらと食べている。
その結果、朝練も遅刻する。

昨日は夫の目もあって遅刻せずに行ったが、私の言うことはきかない。

夫は下の子を大声で呼び、
「お前が一番下手くそなんだからな、下手くそなお前が遅刻してどうする!」
と説教していた。

下の子に矛先が変わってホッとした自分がいた。

娘の解いた過去問をチェックする。
簡単な問題ちょんミスボコボコだったが、7割は取れていたのでヨシとする。

9時15分、45分思いっきり粘土で遊んだ娘は気持ちがすっきりしたようだ。

夫は既に寝ていた。

ちょんミスを確認する。
もう一度解かせる。
汚い字で計算するためにおきたミスばかりだった。
いつも言ってるが、また散々言うことになる。
計算はきちんと読めるように書きなさい。
後で見直しもできるように、だよ、と。

国語については「言葉を知らなさすぎるなあ」とつくづく思う。
本を読んできたはずなんだけどね。
子どもっぽい本ばかりだかなかなあ。

反省、反省。


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