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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
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2004年07月27日(火) 2004夏 青春18きっぷ旅行記 3日目

08:00レンタカー返却
  いわき08:43───10:18郡山11:10───12:25会津若松13:08─
──17:50小出18:05───18:19越後川口18:25───18:51十日町

 仮眠室で寝ていると、夜中の3時にものすごい音で目が覚めた。2列ほど後ろで寝ていたデブ男(ほんとデブだった)のいびきである。ビブラート(?)もかかっていて、最悪だ。仕方がないのでロッカーからポータブルMDをつけて再び寝る。次に目が覚めた時は6時を回っていたがそのデブはすでに移動してしまっていた。

 朝風呂を浴びて出発。やはり海沿いの朝はとても涼しい。ラジオを聞くと現在23度・最高でも27度らしい、そりゃ快適だ。しかし車を走らせていると、窓を閉めきった車が非常に多い。これだけ涼しいのに冷房をかけるなんて勿体無いと思うのは、普段から35度くらいの環境で過ごす大阪人(しかもケチ)の性だろうか。涼しい環境で過ごせるというのは、やっぱりうらやましい。

 いわき駅前でレンタカーを返却し、列車の旅を再開する。次の目的地は只見線で、まずは磐越東線・西線を経て会津若松まで向かうことにする。いわきを8:43出発。2両編成で乗客は1両あたり40人程度といったところか。比較的のどかな所を通っていくが、いつの間にか眠ってしまう。郡山に近付くにつれて、どんどん乗客が増えてくる。最終的には2両編成の列車にすし詰め状態に。このあたりの路線はまだ需要が大いにあるようだ。

 郡山では約1時間の連絡待ち。駅の外に出てみると意外と駅前は広く取られていて栄えている印象だ。昔の郡山ってこんなだったっけ…?会津若松行きの電車は出発30分前には到着しているようなので早めに座席確保。北側の座席に陣取ると、直射日光が車内に入らず心地よく過ごせるのだ。出発10分前になると、家族連れやスーツを着たサラリーマンが多数乗り込んでくる。ちょっと意外な光景だと思ったが、よく考えたら郡山は今は新幹線が止まるターミナル駅になっていることをすっかり忘れていた。時刻表を引っ張り出して調べてみたら、東京から郡山までは約1時間半で行けるらしい。おそらくスーツ姿の彼らは日帰り出張か何かだろうか。

 会津若松行きの電車が発車する頃、近くで座っていた家族連れの声が聞こえてきた。どうも猪苗代へ向かうようだ。俺はこのあたりの観光名所の情報にまるで疎い。実際猪苗代周辺になると乗客の約1/3が降りていった。猪苗代…って日本一深い湖だっけか?(あとで調べたらそれは田沢湖でした)

 半分くらいの人は郡山から会津若松まで乗りっぱなし。そして12:25到着。30分ほど時間があるので駅周辺を軽く歩き、次の只見線のための昼飯(駅弁)を購入する。なんか今年の大河ドラマ「新選組!」をモチーフにした弁当のようだ。さあ本日のメイン、只見線に突入だ。地元の学生が結構乗り込んでいる。この列車・・・冷房がない!とりあえず扇風機の電源をオンにし、窓を全開にする。トンネルの中でもおかまいなしだ。音ははてしなくうるさいが、普段は静かな電車に乗っているので、やはりこれは新鮮。雑誌なんかで取り上げられるだけのことはある。只見線は全国でも屈指のローカル線だと言われていて、2両編成だが駅によっては前1両しかホームに入れない、日中、会津若松から小出までの直通は3往復だが、そのうち2つは早朝発と夜発なのでまともに行けるのは昼発の1本のみというスゴイ所、田舎の雰囲気は満点だ。途中何度か3〜4分待ちのところがあり、そのたびに外へ出てみるが、何もない。自動販売機がひっそりと置いてあって、あとは駐輪場がある程度だ。この路線は風景の移り変わりが著しいので、非常に写真の撮り甲斐がある。寝てるヒマなんてない、4時間半もの時間があるのに、だ。

 大体60km以内で駅間を走るのでのんびりしている。会津川口駅で小出発・会津若松行きの対向車とすれ違う。向こう側も俺のような(大きいバッグを持っている)感じの客が乗っていた。俺はクロスシートということで2両編成の後ろの車両に陣取っていたのだが、前のロングシート車両がかなり空いているようだったので移動する。親子連れがいるので声をかけてみる。父と子で電車の旅をしているようで(18きっぷではない)、子供のほうは小学2年生とのこと。どうやら夏休みの自由研究で「只見線のトンネルの数を数える」らしい。非常に電車が好きなようで、俺が時刻表を出して時間を調べているとその子が表紙をみて「あ!これスーパーあずさだ!」と即答。車体を見ただけで名前がわかるそうだ。小学2年生にして鉄道マニアの要素十分である(笑)。乗車中は常に楽しんでいる様子だったので、見ているこっちも楽しかった。彼らは福島寄りの新潟に住んでいるそうだが、まだこの只見線には乗ったことがなかったらしい。地元の近い人でも乗らないんだもんな、そりゃ経営も厳しいはずだわ。

 小出到着まであと30分といったところで対向車が遅れているという情報が入ってくる。連絡待ちのためこちらも7分遅れ。…まずいな。次は小出で9分の乗り継ぎなのに間に合うのか?遅れは巻き返すことなく17:50に小出到着。乗り換えに急ぐがその電車はない。乗り遅れた?そんなはずはない、まだ出発時間になっていない。駅員に聞くと六日町にて踏切事故があったらしい。只見線の反対方向が遅れたのもその影響だとか。上越線の電車は10分ほど遅れて出発。越後川口から飯山線に乗り換え。先日起きた新潟の大雨の被害はこの辺りは関係なかったみたいだ。

 ここからは翌日の出発時間を考えて十日町にて宿泊することにする。平日だから大丈夫だろうと思い、特に予約はしていなかったのだが、駅前の観光案内所は18時で閉まっていた。仕方ないので電話番号を調べて電話で確認をとると「宿泊OK」との返事なので、駅近くの民宿へ向かう。とりあえず明日の食料なりを確保しようと思っていたが、宿の人によるとコンビニよりも夜10時まで営業のスーパーのほうが近いとの話なので、今日中に買い出しに行く。おなかは特にすいていないので晩飯はなし。宿に戻ってからは特にすることもないので本を読みつつ、眠くなったので就寝。明日は6:30起床予定だ。


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