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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
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2002年07月14日(日) またしてもヒッチハイク大作戦

 もう1日この居心地の良いTe Aroha YHAに宿泊すると、3泊目の料金が少し割引になるそうなのだが、ここでやりたいなと思っていたことは大体やったし、次へ移動するかなと思う。しかし…俺が向かいたい方向には土日にバスが走っていないので、少々迷う。(よく考えたら、土日にバスが一本も走らないって日本じゃ考えられないがNZでは至極普通のことである)

 天気は昨日よりも更に良いのでヒッチハイクするには最適だが…。迷った挙句ヒッチハイクに挑むことにした。実はオーナーのHelenには「明日も泊まると思う、たぶん(probably)」と言っていた。なので、今日は泊まらないという置き手紙くらいしてくればよかったと少し後悔。

 とりあえずの目的地はCoromandel Peninsula(コロマンデル半島)。最低でも半島の付け根にある町で50kmほど離れたThamesテムズまでは行きたいところだ。10:40出発。ヒッチをすると決めた以上、町の端まで向かわなくてはいけない。中心部は時速50km制限なのでそれが解除され時速100kmになる場所まで歩くのだが、なかなかそこまで辿り着けないので、ある程度までで妥協してしまう。

 そこからヒッチを開始する。どうも車内を見ていると子連れが多い。待っていると、わずか10分後に一台のワゴン車が止まった。Terryという名の男で、途中のPaeroaパエロアまでは道が同じだと言うので、少しだけ迷ったが乗せてもらうことにした。アメリカのNew York州出身で、本当はNew Zealandの田舎で働くつもりだったのにAucklandで働いているらしい。今仕事中でこれからAucklandに戻るところだそうな。その後の行動を彼に伝えると、次のヒッチハイクをしやすいように町の端まで送ってくれた。ありがとう!

 そして次の車待ち。さらにヘンピなところなのでさらに車通りが減る。バックパックを背負ったまま車を待ち続け、15分ほど経って少し疲れたからと、背負ったまま正座をしてヒッチハイクしていると、するとどうだ!1台止まってくれたではないか!正座が効いたのか!?

 マオリの女性で、Thamesまで行くと言うので「俺もそこへ行きたかった」と言い、乗せてもらう。が…助手席にはチャイルドシートに乗せた赤ん坊、後ろの席には小学校低学年くらいの子供が2人。女性はチャイルドシートを後ろに移動して俺が助手席に。「本当にいいの?」と問うと「いいのいいの気にしない」といった感じで乗せてくれた。彼女の名は…忘れてしまった。確かKenyとかそんな感じだったかな?以前Rotoruaで会った女性と同様、彼女もマオリ語と英語を両方話せるらしい。今日で学校の冬休みが終わりなのだそうで、これからThamesの家に帰るつもりなんだとか、後の小学生は甥っ子なんだとか。どうりでヒッチハイクしてる最中に沢山子供連れの家族を見るわけだ。

 無事にThamesのVisitor Info.に着き、「ありがとう」と言うと、俺に貝殻のペンダントをくれた。Tongaトンガでのおみやげらしい。本当にありがとう!名前忘れちゃったけど…本当に失礼なヤツだな俺は!

 それからはバスでWhitiangaウィティアンガに移動することにした。バス代は27$。15:30発のバスしかなく、ここには12:30に着いたためまだ3時間近く余裕がある。近くのショッピングモールへ寄ったり、公園を歩く。ラグビー場があったのだが、先週の大雨でものすごい水溜りができていて、そこから写真を撮るとただの水溜りが湖みたいですごくキレイなものが撮れた。何やら小さい鉄道のようなものがあって、子供たちが集まっていたのでそこでもつい写真を撮る。

 その後、とあるBackpackersを見つけたのでVisitor's Bookを見せてもらおうと思い、受付に行くが閉まっていて誰もいない。仕方がないので勝手に入らせてもらい中を見てみるがそのノートはどうも見つけられない。その代わりにインターネットが出来るパソコンを見つけたので2$コインを入れてネットをしてみた。すると「Excuse me?」と声を掛けられた。何だ?と思い振り向くと、恰幅が良く、少ししかめっ面をしたオバサンが立っている。

「君はどこから来たの?」と聞かれたので
「Te Arohaからです」と俺が答えると
「ここに泊まるのかい?」と尋ねてくる。
「いえ…まだ決めてませんが」と言うと
「そのパソコンは泊まる人のためのものなんだけどね…まあいいわ」

といった雰囲気で言い去っていった。どうやらさっき入ったときには居なかったオーナーのようだ。そんな言われようをされたので、ネット接続の残り時間の居心地が悪いこと悪いこと…。いいじゃねえかこの金あんたらのだよ!と思ったが、注意書きをちゃんと読んでいなかった俺も少しまずかったかな、と思いながらそこを去った。

 バスの時間がきて、うたた寝状態であっという間にWhitianga到着。宿は日本人ばっかりだ。日曜の映画タイム、今日は何かと新聞のテレビ欄を見てみると、TV1も2も3も全く知らないものばかり。今日はおとなしく寝ることにするか。また栄養不足の日々が続いてるぞ、いかんなー。


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