French Wolf の日記
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2003年09月06日(土) たかが噂。されど噂。


土曜日。

朝 11:40 からと思いこんでいた男性 I コーチの「はじめてバタフライ」。自宅を11時20分に出発すれば十分間に合うと考えていたのだが、すっかり勘違いしてしまった。着替えてプールに入ったのが 11:30 ギリギリ。原則として、クラス開始 10 分後の中途参加は認められないことになっているから、なんとかセーフだったことになる。

バタフライはよかったのだが、その後女性 N コーチによる「きれいに背泳ぎ」。背泳ぎでは昔からさんざん指摘されてきたことだが、力が入りすぎている点を再びつつかれた。どうすれば力が抜けるかとコーチに尋ねたところ、「相当意識しないと難しいでしょうね」という返答。ん〜。意識すると余計に力が入ってしまうのは俺だけだろうか。手のストロークについては、左手が入水する際若干肩幅よりも狭い間隔になってしまうものの、流れ、軌跡自体は大きく理想からはずれていることはなさそうだ。となると、自己分析の結果、やはり問題になるのは:


    ラクに泳げない。
    上の点に付随するが、25m で呼吸が苦しくなる。
    キックのテンポ、リズム、足の上下運動の範囲が適切ではない。
    力が入りすぎ。特に、リカバリの際空中を切る両手がカチカチ。

要するに、これだけ苦手な項目が出てくるのだからよほどひどい状況にあるに違いない。と本人は思っているのだが、コーチではなく周りの会員さんからコメントをもらうと (まぁもちろん 4 割〜 5 割引で耳を傾けているのはもちろんだが)、それほど見苦しい泳ぎではないということだ。むしろ、弱点を本人が意識しているだけプラスに作用するのかもしれない。

言うのは易し、行うは固し。


実は、昨日の 10:30 からの★のコーチによる「きれいに背泳ぎ」でふだんは平日午後 1 時〜 2 時過ぎに開催されることの多い「がんばれ〜」や「らくらくマスターズ」でご一緒することの多い、大先輩集団 (女性集団である) の一人からご意見をうかがったのだ。
俺は平泳ぎが好きで、本人は得意ど胸を張って堂々と言えるくらいのレヴェルに達していると信じている。特にスタートのときお約束になっている「ひと掻き、ひと蹴り」で 12.5m をかせぐ。某女史がおっしゃるには、その後残りの 12.5m を俺は 8 ストロークも使っているということだった。確かにスタートのとき潜水で距離をかせぐのは「きれいに平泳ぎ」で習ったことをそのまま実践に移していただけだったが、あまりにも慣性力に頼りすぎ潜水を続けていると速度は落ちる。いざ水面に浮上し、ストロークをかき始めるときには十分な推進力が得られないこともある、ということは承知していた。ただ、その遅れた分をその後の「スウィム」でカヴァーできていると思っていたのだが、周囲にはそうは思っていない人々がいるということを知ったのである。

正直ショックだった。理由は 2 つ。まず完全に感情の問題として「なんで俺の泳ぎにいちゃもんをつけるのか」ということ。そして、「どうせ意見してくれるのならば、なぜ直接俺と面を向かって言ってくれないのか」ということだ。

人間が腹を立てるときおおまかに 2 種類あると思う。「本人が自覚していること、しかもそれを何らかのマイナスと受け取っている点を他人から指摘されたとき」。そして、もう一つは「人間としての尊厳に傷が付けられたと思われるとき」。違うだろうか? 今回の俺のケースは前者に属すると思う。ゆえに非常に個人的であり、alter-ego がことの経緯を見守っていることを承知の上で感じ取ったことではない。

今後は、発言者が悪意がないと想定して自分の泳力向上に勤しみ、奴らをあっと言わせるようにしたい。



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