French Wolf の日記
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2001年10月16日(火) 殺意


火曜日。

秋である。

むかつくことがあった。結婚して Y 浜に住んでいる妹が実家にあったピアノを持っていってしまったのだが、子供 (長男 2 歳、次男 9 カ 月) の面倒を見るだけでピアノを弾いている暇などないというのである。そこで、うちにある電子ピアノと本物のアコースティック ピアノを交換しようと提案したところ、妹は承知してくれた。もちろん、Y 浜と茨城との往復だから、それなりに運送費用がかかる。それはこっちの負担というのが条件だった。

ところが、戸籍上俺の父となっている人物がこれに反対したらしい。妹にメイルを送りつけ、ピアノはあくまでも妹にあげたものだから、交換するなど言語道断、という発想らしい。関係ないではないか! ヤツは、人間ではない。鬼畜である。本人同士が了解していて、しかも電子ピアノであれば、夜でもヘッドフォンを使用して、好きなだけ弾くことができる。何の問題もないはずである。それが、単に自分が金を出して買ってやっただの、くだらない理由をこじつけ、反対しているのである。もうコイツとは一切かかわり合いたくないため、ピアノはあきらめることにした。

ヤツのおかげで自分がどれだけ苦しんできたか、まったくわかっていない。PTSD まで大げさなものではないが、自分の人格形成に大きく貢献してくれているのである。もちろん、ネガティヴな意味のみで。思春期から今にいたるまで、金、金、カネ、かね、である。人間ではない。

尊属殺人は刑が重いらしい。へ〜。日本という国は、おかしなところを差別しているものだ。みんながみんな、尊敬できる親とは限らない。むしろその逆で殺されても文句の言えない輩の数も夥しい。なんとかならないものか。




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