Love Letters
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昨日、
仕事帰りに
祐未ちゃんに会いに行きました。
祐未ちゃんの病室を訪ねたのはこれで三度目。
前回、
二度目の摘出手術の数日後に訪れた時は、
祐未ちゃんは意識が完全に醒めていない状態で
言葉を交すことすら困難でした。
私の問いかけにも
指でピースを作ることしか出来ませんでした。
その後
一週間ほど経って
祐未ちゃんの自宅に電話した時には
お父さんが出られて、
「家内はずっと病院に泊まり込みで、
もうこちらには戻って来ないですよ。」
と仰いました。
昨日も
祐未ちゃんの顔を見るまで
心配でした。
『もし祐未ちゃんの容態が更に悪くなっていたらどうしよう。』
と、重苦しい気持ちで病院へ向かいました。
私が病室に着いた時、
祐未ちゃんは
ちょうど夕食を食べ終えたところでした。
ここ数日間で
やっと言葉が出るようになったこと、
リハビリの効果で
身体の麻痺が少しずつ改善されていることなどを
お母さんが話してくれました。
手術の後遺症で祐未ちゃんが
体も思うように動かせず、
言葉で意思表示をすることすら困難だった長い期間、
お母さんはとても苦しんだそうです。
「こうして、
また祐未の声が聞けるようになって良かった。^^」
とお母さんは安堵の表情で仰いました。
来週から
祐未ちゃんは
放射線治療を受けるそうです。
私が届けた
クラスのお友達の手紙を読んでいた時は
嬉しそうに笑っていた祐未ちゃんも、
お母さんが治療の話をされると
やはり不安な表情を浮かべていました。
「祐未ちゃんや祐未ちゃんのお母さんみたいな
優しい人のところにばかり、
神様は大変な宿題をくれるよね。」
私の言葉を即座に理解して
微笑んだ十歳の少女の表情は、
とても大人びて見えました。
同じ年頃の子が経験しなくてもいいような
体と心の痛みに耐えてきた祐未ちゃん。
病を乗り越えて
元気になって欲しいと
心から祈っています。
小夜子
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