Love Letters
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2004年10月07日(木) 神様がくれた課題


 昨日、

 仕事帰りに 

 祐未ちゃんに会いに行きました。



 祐未ちゃんの病室を訪ねたのはこれで三度目。

 前回、

 二度目の摘出手術の数日後に訪れた時は、

 祐未ちゃんは意識が完全に醒めていない状態で

 言葉を交すことすら困難でした。

 私の問いかけにも

 指でピースを作ることしか出来ませんでした。



 その後

 一週間ほど経って

 祐未ちゃんの自宅に電話した時には

 お父さんが出られて、


 「家内はずっと病院に泊まり込みで、

  もうこちらには戻って来ないですよ。」


 と仰いました。




 昨日も

 祐未ちゃんの顔を見るまで

 心配でした。


 『もし祐未ちゃんの容態が更に悪くなっていたらどうしよう。』


 と、重苦しい気持ちで病院へ向かいました。




 私が病室に着いた時、

 祐未ちゃんは

 ちょうど夕食を食べ終えたところでした。




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 ここ数日間で

 やっと言葉が出るようになったこと、

 リハビリの効果で

 身体の麻痺が少しずつ改善されていることなどを

 お母さんが話してくれました。



 手術の後遺症で祐未ちゃんが

 体も思うように動かせず、

 言葉で意思表示をすることすら困難だった長い期間、

 お母さんはとても苦しんだそうです。


 「こうして、

  また祐未の声が聞けるようになって良かった。^^」


 とお母さんは安堵の表情で仰いました。




 来週から

 祐未ちゃんは

 放射線治療を受けるそうです。



 私が届けた

 クラスのお友達の手紙を読んでいた時は

 嬉しそうに笑っていた祐未ちゃんも、

 お母さんが治療の話をされると

 やはり不安な表情を浮かべていました。



 「祐未ちゃんや祐未ちゃんのお母さんみたいな

  優しい人のところにばかり、

  神様は大変な宿題をくれるよね。」


 私の言葉を即座に理解して

 微笑んだ十歳の少女の表情は、

 とても大人びて見えました。



 同じ年頃の子が経験しなくてもいいような

 体と心の痛みに耐えてきた祐未ちゃん。

 病を乗り越えて

 元気になって欲しいと

 心から祈っています。



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小夜子

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