Love Letters
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眠れない夜があります。
恐らく
あなたには理解出来ないでしょう。
もうずっと前のことなのに
どうしても忘れられなくて、
思い出してしまったら
とめどなく溢れ出す悲しみ。
フラッシュバックする
暴力を振るう男に抱かれる
惨めな光景と屈辱感。
あなたはあの人とは違うと
冷静な時はそう思えるのに、
不意に蘇る記憶。
あなたも
あの人と同じ男なのだという恐怖。
いつか
あなたもあの人のように
振舞うようになるのではないかという不安が
逃げても逃げても追いかけてくるのです。
この恐怖感を
拭い去るために、
あなたの慰めの言葉は
あまりにも軽過ぎるのです。
小夜子
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