Love Letters
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2003年10月24日(金) 知らないあなた


 『他人を責める時にも、必ず相手に逃げ道を残すこと。』


 あなたの亡くなったお父様の手帳に

 残されていた言葉だそうです。



 「自戒の念を込めて書いていたみたいなんだ。」


 「あなたは相手に逃げ道を残す人?」


 「残すようにしているね。

  新たな道を示唆するとか。」


 「あなたは私よりずっと大人だね。」


 「但し、嫌いな相手は徹底的に攻撃するけど。(笑)」


 「女性と別れる時に言い合いになるって言ってたよね。」


 「でも、攻撃する意図じゃないんだけどね。」


 「どんな意図なの?(笑)」


 「相手が繕おうとして言った言葉の矛盾をつくとか。

  嫌な奴かも。^^;」


 「そんな風になるあなたって私には想像出来ないな。

  私にはそうならない気がする。

  初めから醒めてるのかもね。」


 「相手を嫌いにならない限り、出ないと思う。

  隠しモード?(笑)」


 「そういう風になった時には、

  あなたも相手の女性が好きではないの?」




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 「子供みたいな言い方。(笑)」


 「そう?(笑)」


 「うん。大人なんだけど子供みたい。(笑)」




 あなたは、

 かつての恋人に

 どんな怒りの表情を見せたのでしょう。



 私が一度も見たことのない表情。

 そんなに激しい怒りにつき動かされたのは、

 彼女を深く愛していたから?



 二人はどんな風に罵り合ったのでしょう。

 それは

 二人が抱き合った後?

 それとも

 抱き合う前の諍い?



 少しだけ胸が熱くなったのは、

 私の知らない

 あなたの過去に対する

 嫉妬からでしょうか。



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小夜子

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