ta@NO DOUBT

はじめに
目次
メイルはこちら

初めての方は、投票者登録(無料)が必要です
マイ日記才人に登録
My Enpitu に追加
はてなアンテナに追加
/ /
以上のサイトにて、更新報告をしています


2003年02月16日(日)
■卒論・修論研究発表セミナー@神戸学園都市 UNITY■

 本日、卒論・修論セミナー当日。


 会場は、神戸市にある、大学共同利用施設 UNITYという所なので、朝7時前に京都の自宅を出発。寄り道もせず、迷うこともなかったが、着いたのは、9時過ぎ。行くだけで疲れてしまった。それにしても、京都から三宮までの運賃が、阪急で600円という安さには驚いた。JRだと、1000円超えるんじゃないだろうか。


 そんなこんなで受付を済ませ、しばし会場探索。セミナー室に潜入し、プロジェクタの具合を確認。と、その隣には、パソコンも用意されていた。せっかく、雨の中、持ってきたというのに…。前持って言ってくださいよ。で、スライド投影テストを行ったが、配線バッチリなのに、なぜか映らない。コーディネータの先生3人と考え込んでいたら、なんと、レンズのキャップを外してなかったという、単純なミス。一同、笑うしかなかった。


 そして、セミナー開始。筆者は、午前の部のラスト。関西英語教育学会主催であるため、ほとんどが、英語教育絡み。それ以外のジャンルで発表したのは、発表者22人中、筆者を含め数名程度。筆者の前に、2人の学部生が発表したが、やはり英語教育ネタだった。それが終わると、多くの学生が、他のセミナー室へと移動していった。「もしや、聴衆が筆者の知り合いだけになるのでは…」と思ったが、そこそこのお客(20名弱)に集まっていただいた。


 発表開始。「ellipsis への語用論的アプローチ」ということで、20分間で説明させてもらった。予稿集があるので、聴衆は、それをなぞるということになり、Power Point のスライドの方は、あまり見てもらえなかった。そして、20分ギリギリで発表終了。そのまま質問時間に突入したものの、何一つ出て来ず。その沈黙を避けるが如く、コーディネータの先生から、いくらか確認事項を質問していただいた。そこで、何度かやり取りをしていたら、聴衆からもコメントが寄せられた。それらを、以下に箇条書きしてみる。


 ・日本語における ellipsis との比較を是非してみて。
 ・事例が、小説などのフィクションからの引用で、実際の会話が乏しい。
 ・教育現場でも活かせるよう、Pragmatic な意味が出てくる場面などを分類したらよいのではないか。


 このように、それほど厳しいコメントはなかった。どうあれ、コメントを頂けたことは、ありがたいことである。聴いていた方々(教員除く)は、おそらく語用論について多くの知識を持ち合わせていない。だから、それなり(オリジナルな視点で)の発表だと思っていたのだろうが、本論で展開した、含意や推論の部分は、語用論の常識であり、あまり関心されても困る、というのも事実…。でも、ある現象を、別の視点で捉えようとするのは、悪いコトじゃないし、それもまあ、良しというコトで。


 発表後、筆者の関係者(指導教官/同級生/院生)からもコメントをいただいた。共通していたのは、「堂々と喋っていた」ということだった。それから、変な切れ目(「あー」とか「えー」とか、「〜ではありますけれども」という余計な断り)もなく、聴きやすかったというお褒めの言葉も頂いた。指導教官は、「せっかく図をスライドで作ったのに、聴衆にアピールしきれなかったのは残念だ」とも仰っていた。まあ、概ね OK ということで。


 昼からは、発表を3つほど聴き、早朝からの活動でシンドイのもあったので、最後に講演などがあったが、参加せずに会場を出た。シンドイながらも、三宮を小一時間ほど散策。休日ということもあって、なかなかの混雑。久々のスーツで動き回り、これまた疲れた。その後、西宮のボンボンの家に乱入。ビールで打ち上げ。そのまま、ご一泊。




  最新