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■沈黙は意味を持つ■
本日、「沈黙表現」を考える。
ellipsis(訳は、ひとまず「省略」ということで)考えていると、「沈黙は、ellipsis の一種なのか?」ってコトにぶち当たる。で、「沈黙する」というのは、意味があるのかどうかから考えてみる。すると、沈黙が、その人の情況を表していたり、無言になることで、何かしらに抵抗することを表現したりすることは、十二分にあり得るケースなんだから、沈黙は、意味は持つ、と言える。また、ある種の間接発話行為とも言えなくはない。
すると、とある状況下において、沈黙が発生すれば、「復元」はできなくとも、意味を「補う」ことは可能なわけで、それは、筆者設定の ellipsis (状況から意味を補えれば、それも ellipsis)の定義からすれば、一種の ellipsis だと考えられる。というワケで、小説なんかから、事例を引っ張ってきて、それを考察することにしたい。このネタだけでも、相当ページ数が稼げそうな予感。
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