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2000年10月03日(火)
■人生ってそんなもん?■

 夜中に、NHKスペシャルの再放送らしきものがやってて、瀬戸内寂聴って尼さんの特集だった。別に、仏教徒ってワケじゃないが、作家としても名高い人(と言っても、本は読んだことがない)なので、ちょっと見てた。

 法話っていう、まあフリートークみたいなイベント(失礼かな?)をしてる様子がたくさん放送されてた。そこが特集のメインであったわけだが。その中で、印象に残ったものを、いくつか挙げてみよう。あんまり、はっきり覚えてないので、正確ではない。

 ・人は、生まれたときから、老いていき、そして死ななければならない。それが苦しみの始まりでもある。

 ・煩悩は自分の心の中の無明という闇から生まれ、そこに光を与えなくてはいけない。「知恵」という光を。

 ・人は結局一人である。愛し合っている人と一緒にいる時も、死ぬ時も、結局一人である。

 ・過去にくよくよするな。未来にくよくよするな。今を”切”に生きよ。

 ・”時間”は忘却のクスリ

 オレの感想。
 1つ目 → そりゃそうだ。
 2つ目 → ほー、カッコエエこと言うなぁ!
 3つ目 → ん〜、やっぱりそうだよねぇ…。
 4つ目 → そうだ!そうだ!
 5つ目 → これは、私も身に染みて感じております。

 自分が最もシビれたのは、4つ目。結構聞いてるはずの言葉なんだが、今日はなぜだかとっても新鮮に聞こえた。最近は、何かと迷いが多かった気がしないでもない。遠い過去・近い過去での自分の行いに対する激しい後悔。将来への不安。気にはしないようにしてきたつもりだが、実際のところは、周りからの情報で意識せざるを得ないことが多い。

 別のところで、「他人は、自分のことを、自分が思うほどは気にしてない」ってのを聞いたことがある。そういや、自分が授業でとんでもない失態をさらしても、そのことをえらく気にしてる人ってのは、まずいないもんな。今のうちだけだよなぁ。たくさん失敗して、恥かいて、笑われても、やり直しがきくのは。

 もう少しガムシャラになってもエエんやな。そうでないと、”切”に生きてることにはならんもんね。


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