ジャランというのは道のことで、ストリートの名前にはジャランナントカという名が付いている。 そしてジャランジャランと繰り返すと、散歩の意味になる。 私はジャランジャランの日々だ。 ブーゲンビリアやハイビスカス(マレーシアの国花)が咲く。 私の心の中を見ると不思議だ。 トライショーのおじさん。 人に自転車を漕がせるということ、 待たせるということ、暑がらせるということ、 そんなことにとても気を遣っている。 その裏で、この親切も私のお金のためなのだ、と思うと、 「この人にとって、私って何なの?」 と、まるで恋人のようなことを思う。 100RMもあげてしまって、次の日も町で通りすがると手を振り合う。 でも、私がトライショーに乗っていたときも、 いろいろな人に挨拶していたので、 「どうせみんなと仲が良いんでしょ」 と、また、恋の始まりのようなことを、ふと、思う。
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