顔をゆがめれば、世界もゆがむ程の青空。 カタカナから変体文字を経て、ゆっくりとひらがなへ。 漢字もかけます。 未来文字はまだかけません。 最近、見たいな、と思うのは能です。 能、見たことがないので。 それから、気になるのは「不浄観」。 「不浄観」というのが、いったい、何なのか、よくは知らないのだけど、 谷崎潤一郎の『少将滋幹の母』に出てくる話で、 平中が、洛外の死体置き場によく出かけて、不浄観を極める、とか。 私自身は、よわっちい人間なので、汚いものには目を背けてた。きれいなものをたくさん見たら、自分の心象世界もきれいになると思っていた。 しかし最近、汚れたものでもじっと眺めることが出来るようになってきた。 考えたくないことを考えることも出来ると思う。 それから人間の弱さ。 人間の弱さをじっと眺めたい。 汚いものはきれいなものと同じくらい、心を動かすと思う。 今までの自分の、そういうのを避けるような、ちょっとお嬢さんぽい所が本当に嫌いだ。 もっと汚れたい。
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