Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2018年07月08日(日)



















備忘コピペ


Day 6 of 10-10 all time favorite albums that really made an impact on me and are still on the rotation list, even if only now and then. Post the cover, no need to explain, and nominate1 a person each day to do the same:-------
6日目/10日ーほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞き続けている(ごくたまにであっても)生涯のお気に入りアルバムを10枚。毎日ひとつずつジャケを投稿する。説明は不要。毎日誰かを指名する(長島は指名ぬき)。
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Fairport Convention Unhalfbricking
さて、イギリスのエレクトリックトラッドの雄、Fairport Conventionである。
いわゆるエレクトリックトラッドと言うジャンルがイギリスにある。これはアメリカのフォークソングリバイバルと同時期にイギリスでも起こったトラッドの再評価運動の中で、トラッドを電気楽器を使ってアレンジ、演奏するグループが誕生、そのジャンルを指す。1960年代のことである。
ここでいうトラッドとはイギリスおよびアイルランドのトラディショナル・ミュージックのことで、民謡や物語歌、妖精譚、あるいは当時の凄惨な事件を歌ったものなどがある。また歌ばかりで無くダンスチューンも数多く存在する。
音階はスコットランド音階、ド・レ・ミ・ソ・ラを使った物や途中で拍子が変わったりすることも多い。曲調はマイナーで悲哀をおびた曲がメインだ。
このジャンルで有名なグループは、PentangleやこのFairport Convention、そしてFairport Conventionから分岐したSteeleye Spanなどがある。
今回取り上げるのはFairport Conventionの3枚目のアルバム、“Unhalfbricking”。
このころのFairport Conventionはまだトラッド一色というわけではなく、なんとディランの曲を3曲もカヴァーしている。おまけにそのなかの一曲はフランス語バージョンという変化球。またSandy Dennyの“Who Knows Where The Time Goes”は Judy Collinsのカヴァーにより多くの人が耳にすることとなる。
なかでも11分にも渡る“ A Sailor's Life”ではうねるAshley Hutchingsのベース、Richard Thompsonの独特のリフのギター、そしてこの時はゲストながらのちにグループに加わることとなるトラッド界の大御所David Swarbrickのフィドルが絡む名曲である。
当時Pink FroydやSoft Machineとの共演も多かったというFairport Conventionは今後このインプロ長尺ものも増えていく。
Unhalfbrickingは音も素晴らしいが、ジャケットがとてもいい。
広大な邸宅の前に佇む初老の夫妻。フェンスは半開きとなっており、庭ではメンバーが寛いでいる。この邸宅はリードボーカル、Sandy Dennyの家で初老の夫妻は彼女の両親だという。
両親の服装と彼等の服装のギャップがさまざまなものを象徴しているようにも思えるのだ。
(トラッドについての解釈はあくまで当時、1970年代に長島が概要として把握してものを元に書いています。正確な記述でない可能性が充分にございますがご容赦のほど)


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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