Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2018年01月27日(土) 説談説教「加典兄妹」の廣陵兼純さん




成増アクトホール、説教浄瑠璃鑑賞会へ、キャパ475名ほぼ満員の盛況、おれより若いひとは推定47名、



前座「御祝儀宝入船」にはありがたい気持ちに、



説教節の三代目若松若太夫は熱演でしたが、どうもまだ型をなぞっているところから踏み出ていない気がしました、東京都の文化財レベルというくくりなのかな、国宝まではまだまだ、



説談説教「加典兄妹」の廣陵兼純さんは別格でした、神レベルですね、CD『小沢昭一が訪ねた能登の説談説教』を耳タコにして真似していたわたしです、
★一週間後になって『小沢昭一が訪ねた能登の説談説教』は廣陵兼純さんご本人1990年の録音だったーことを確認する、



説談説教「加典兄妹」では姪っ子を人柱として鐘の鋳型に投げ込むのですが、人柱なんて書物でしか読んだことがなかったもので、口述されるとこれまたコトバのちからなんでしょうか、なんとも、



むかし北海道開拓史の本を読んでいて、その難工事のあり様とか橋を架けるのに人柱をたてたとか、あの爽やかな北の大地との落差を感じたことがあったなあ、



ゆうべ、宇野常寛・濱野智史『希望論2010年代の文化と社会』NHKブックス2012を読んでいて、札幌には外部が無いとか函館の産業道路沿いの先駆的にファスト風土化した日本の様態とか、妙に納得、



函館の産業道路沿い、なんてのは小学生時代にチャリで走り回っていた場所だし、馬の死体が草むらにゴロンと転がっていたり、歴史といっても函館ドックと洞爺丸遭難と五稜郭戦争しかなくて、



いまもチャリではなくクルマで走り回っていて、夢の中は砂川と函館の混じった地図が出来上がっていて(札幌が出てこない)、



はじめて訪れる場所に行っても、すべてが投影されて懐かしく感じているばかりなのは、まるでいつまでも万華鏡を回して見ているようでもあり、









Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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