Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2017年03月11日(土) |
「蛯子健太郎 presents 図書館系ジャズユニット・ライブラリ」 |
蛯子健太郎(作曲とeb) 橋爪亮督(sax) 飯尾登志(pf) 井谷享志(ds)三角みづ紀(詩と歌) 「物語自身のスピードで」
「蛯子健太郎 presents 図書館系ジャズユニット・ライブラリ」
このユニットも、もう10年は演っているのだ、最初は他にベーシストがいて蛯子はラップトップでノイズを放っていたりしたのだ、
ミニマルパンクだぜ、え?ミニマルパンク知らないー 井谷の叩きの卓越は世界に打って出る代物ださすが藤井田村カルテットに抜擢されてるだけある、オレはソロCD聴いて度肝を抜いていたが、 それは承前さね、
井谷と三角がひな人形のように中央、取り巻く三人の舞人、 チャーリーヘイデンがLMOで旗を掲げるように蛯子がそこに立っているのがわかる、 長身イケメン大王の橋爪が決して自分のグループでは導入していないインプロヴァイザー橋爪の牙をむく美しく捻れた複雑骨折フレーズ世界標準現代ジャズレベルを剃刀の切れ味で舞ってみせてたりする、 この狭い空間にあるのに、井谷と橋爪は異なる銀河系の宇宙を旋回してくるかのようではないか、 蛯子はじっと地球防衛軍の制服を着て楽しそうに大地を響き鳴らしている、
言葉とピアノの二人の女子は巫女か、
なんかテレビに出て喝采を浴びる彼らを想像したりする、武道館を埋める想像も、
作曲とあるのだから作曲はされているのだろう、が、つねに作曲の意図を良いほうにはぐらかして生成してしまう音楽を奏でるように彼らは出来ている、この五人でなければならないような、
奏者たちも謎解きに舞っているのだ、
作品について説明を受けているような演奏はつまらないものだ、ましてやひけらかしやナルちゃんぶりや聴衆をコントロールしてやろう演奏などはクソである、
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