Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEXpastwill


2015年06月05日(金) 「コンビニに渡る田柄通りの深夜のアスファルト」





坂本真綾の曲を聴きながら、このドラムがマーク・ジュリアナやダミアン・リードに革新されたアニソンの新世界を待ってる気持ち?てゆーか。


musicircusの年間ベストにセレクトしなかったベビーメタル「イジメ、ダメ、ゼッタイ!」とアニメ「団地ともお」オープニングとエンディング。

中学3年の受験時にジューダス・プリーストのセカンド『運命の翼』を回しながら賭け麻雀やっていたメタラーだったわし。当時はメタルという語はなく、ハードロック。ツェッペリンよりもハードでシャープだったのだー。それにしてもベビーメタルには楽しんだー。

「イジメ、ダメ、ゼッタイ!」
お世話になった年上格上女性に対してメールで話すことかよ電話で済むハナシかよかよかよとクレーマー所業をしたライター事件への軍事介入をしてしまったのがそもそもの間違いだった、当事者ではないのだ。壊れてしまうものはしょうがない。

BABYMETAL - イジメ、ダメ、ゼッタイ - Ijime,Dame,Zettai (Full ver.)




神田駿河台の太田姫神社におまいりしたよ。おとといの夜だったかな。

生命の言葉平成二十七年六月
「ちはやふる 神の御坂に 幣(ぬさ)まつり いはふ命は 父母のため」
神人部子忍男



昨日書いた「コンビニに渡る田柄通りの深夜のアスファルト」は、この一年ずっとぼくを励まし続けた。ファミマでアイスコとロングピースを買う。仕事を探して待った日々も、ちょっとだけハードな任務を終えて帰宅する夜も。ほっとする。ぼくの心の中の大通りだな。

この道は、函館のあの借家での日々にも、東京に出てきて新聞配達した朝にも、かなみんが生まれた武蔵境の病院にもつながっている。パパが危篤だというのにわざわざグランディスで東北自動車道を北上したのも、すべての接続を確認しておきたい、いや、あらゆるものを今に接続したいという、今思えば、そういうことだった。




ロバートグラスパー3の新譜カヴァードを、あらま器用上手なピアノ!とひとしきり聴いた。友だちが「あれはダミアン・リードを聴くアルバムですね」と、的確すぎるコメント。ユニバーサルのサイトでは「伝統を背負い、いざ革新へ。」、グラスパーがだらしない英語でグラミー取ってなんちゃらと曲紹介して、これはどう聴いてもくつろぎの余技、くだらない暇つぶしだ。いろんな曲やっているから何だというのだ。CDジャーナルでは巻頭2枚ピックアップの左側にレビューが配置されている。こういう現象はニルスペッターモルヴァルのサードでもそうだった。傑作を作って評価されて人気が出て、枯渇した作品がメディアで大きく宣伝されるよくあるパターン。図書館にもいっぱい冠や前作の快挙を謳ったクズな新譜しか置かれていないSSWとか、ばかりだ。これはレコード会社とライターと雑誌の構造的なもの。そもそもグラスパーには何にも感じないでいたけれど、グラミー賞だってR&B部門だし、そうねえ、R&Bというんなら「ジャズより面白い!」と言えるのだが。


Dan Tepfer plays his "Goldberg Variations Variation" in the "Place au Jazz" festival, Antony, France


27日にすみだトリフォニーでダン・テファーがこのゴルトベルク公演をする。この動画からも推察されるように、クラシックとジャズでは鍛錬される指の感覚に、それこそ部族の違いを思わせるところがある。それこそ、文化の壁であるし、素晴らしさなのだろう。このダン・テファーの演奏は、その演奏する気持ちはわかるが居心地がよくないとも。はあはあ、でも、聴きたい。CDをお気に入りしていたみみまん連れて行くか。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

My追加